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春高2025

[ロシア21/22]第18節 35-37でセット落とすもモスクワが競り勝つ

  • 海外
  • 2022.02.22

世界三大リーグの一角、ロシア・スーパーリーグ男子の模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SUPER LEAGUE RUSSIA』。2021/22レギュラーシーズン第18節は全7試合のうち3試合がフルセット、そのほかも激しい試合が繰り広げられました。

(Photo:volley.ru/Deta:VolleyService.ru

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

■セミシェフが攻守で大暴れ! モスクワのコンスタンティン監督「とても満足している」

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第18節》モスクワ 3-1 ケメロヴォ

(25-17,25-21,35-37,25-20)

(現地2/19)

 レギュラーシーズンも後半戦に入り、今節から上位勢との連戦となるモスクワ。アウェーに乗り込んだこの日は第1セットで計4本のブロックポイントをマークするなど、優位に試合を進める。一進一退の攻防が続いた第3セットは30点台に到達するジュースの末に、ミスもあってケメロヴォに奪われる。それでもしっかりと第4セットで立て直すと、Sパベル・パンコフ(ロシア)のトスワークも冴え、22-17とリードして終盤へ。最後はOHアントン・セミシェフ(ロシア)の得点で勝利した。

 

<モスクワのキャプテンで司令塔を務めるパンコフも気迫全開>

 

 セミシェフはこの試合、5本のサービスエースに4本のブロックポイントに、といずれも両チーム通して最多となる数字をたたき出す大活躍。モスクワはOPツベタン・ソコロフ(ブルガリア)がセミシェフと同じく21得点、OHヤロスラフ・ポドレスニフ(ロシア)が17得点と続いた。試合後、パンコフは「いつもどおり、ケメロヴォに対してもしっかりと準備ができていました」と勝因を語り、ブライヤンスキ・コンスタンティン監督も「とても満足しています。一つのミスが第3セットのような展開をもたらすことを身に染みたでしょうし、ミスを除けば、選手たちはベストなパフォーマンスを発揮していました」とコメントした。

 

*****

 

◆《第18節》クラスノヤルスク 3-2 ニジニ・ノヴゴロド

(25-16,25-19,24-26,21-25,15-9)

(現地2/19)

 フルセットにもつれこんだ一戦は最終第5セット、出だしでアウェーのクラスノヤルスクがOPキリル・クレツ(ロシア)のサービスエースなどで6-1とリード。その後はクレツやMBアントン・マキシモフ(ロシア)の豪快なアタックで得点を重ねる。クレツはチーム最多26得点、マキシモフも最多5本のブロックポイントと攻守の要がクラスノヤルスクを勝利に導いた。

<ホームのニジニ・ノヴゴロドの⑮Lウラディスラフ・ディャコフ(ロシア)が懸命にボールを追う>

 

++++

◆《第18節》レニングラード 3-2 ウファ

(19-25,25-23,22-25,25-20,18-16)

(現地2/19)

 試合を通して相手に10本ものサービスエースを許したレニングラードだったが、それを補うように、MBアルチョム・メルニコフ(ロシア)の最多4本を筆頭に計13本のブロックシャットを浴びせる。攻めてはOHデニス・ビリュコフ(ロシア)が両チーム通して最多27得点をマークし、レニングラードが勝利した

<ウファはホームでシーソーゲームを制することができず>

 

++++

◆《第18節》ノヴォシビルスク 3-2 サンクトペテルブルク

(25-21,25-18,24-26,23-25,18-16)

(現地2/20)

 先週平日に実施されたCEVチャンピオンズリーグ第4次ラウンドでは命からがらにクオーターファイナルラウンド進出を決めたサンクトペテルブルク。この試合ではOPイバン・ポドレビンキン(ロシア)が最多23得点をあげるも、タイトなスケジュールが最後に響いた? 最終第5セットで競り負け、今季初の2連敗を喫した。

 

++++

◆《第18節》ウレンゴイ 3-0 スルグト

(25-19,25-23,27-25)

(現地2/19)

 ホームのウレンゴイは、各セットでメンバーを入れ替えてくるスルグトとは対称的に、どっしりとメンバーを固定しストレート勝ちを収める。OPウラディスラフ・バドケビッチ(ベラルーシ)が最多17得点をマークしたほか、MBビタリー・ジカレフ(ロシア)が最多4本のブロックポイントに3本のサービスエースなど要所で得点した。

<ネット上で激しい攻防が繰り広げられる>

 

++++

◆《第18節》カザン 3-0 オレンブルク

(25-12,25-11,25-17)

(現地2/19)

 首位をひた走るカザンと今季いまだ勝利なしのオレンブルクの一戦は予想どおりの展開に。カザンは第3セットで選手2名を入れ替える余裕の采配で完勝を収める。OPマキシム・ミハイロフ(ロシア)は18得点、アタック決定率84%(19本中)とオレングブルクを一蹴した。

<オレンブルクはSパベル・アクハミノフ(ロシア/写真右端)が必死に攻撃を組み立てたが

 

++++

《第18節》ベルゴロド 3-1 ニジネヴァルトフスク

(27-25,22-25,25-17,28-26)

(現地2/19)

 2023/24シーズンまでの契約延長が決まったベルゴロドの若きエース、OHパベル・テチューヒン(ロシア)がこの日は3本のサービスエースを含む18得点をマーク。頼れる大砲OPモハメド・アルハクダディ(モロッコ)も最多21得点で牽引し、ベルゴロドが勝利した。

<チームの闘志を掻き立てる、ベルゴロドのL⑩ロマン・ブラギン(ロシア/写真中央)

 

++++

ロシア・スーパーリーグ男子 レギュラーシーズン

==順位表/第18節終了時点==

1 カザン 171(勝ち点52)-

2 ノヴォシビルスク 141(勝ち点40)-

3 モスクワ 133(勝ち点36)-

4 サンクトペテルブルク 115(勝ち点33)-

5 レニングラード 115(勝ち点29)-

6 ケメロヴォ 98(勝ち点27)-

7 ベルゴロド 78(勝ち点25)▲

8 ニジネヴァルトフスク 710(勝ち点20)▼

9 ニジニ・ノヴゴロド 610(勝ち点20)-

10 クラスノヤルスク 611(勝ち点16)▲

11 スルグト 513(勝ち点14)▼

12 ウレンゴイ 511(勝ち点13)-

13 ウファ 313(勝ち点13)-

14 オレンブルク 0勝15敗(勝ち点4)-

※勝敗(勝ち点)記号は前節からの推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

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