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春高2025

[イタリア21/22]カップ戦 ペルージャが大声援を受けて3度目V

  • 海外
  • 2022.03.07

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。コッパ・イタリア(カップ戦)の準決勝、決勝が実施されました。タイトルを手にしたのは…、ブロックデビルズ!!

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

トレンティーノの闘志を攻守で打ち砕いたペルージャが優勝。MVPはレオン

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《決勝》ペルージャ 3-1 トレンティーノ

(25-17,25-17,23-25,25-23)

(現地3/6)

 この週末はアリーナに大勢のファン“シルマニアチ”が駆け付けたペルージャ。舞台はボローニャだったが、まるでホームゲームのような雰囲気に包まれる。その声援を受けたペルージャは開始早々からOHウィルフレド・レオン(ポーランド)が3連続得点をあげると、第1セットだけで計6本のブロックポイントをマークし、大差で第1セットを先取する。

 

 主導権をにぎると、続く第2セットでは7-5からレオンが連続サービスエースを決めたほか、終盤ではOHマシュー・アンダーソン(アメリカ)、MBステファノ・メンゴッチ(イタリア)が連続ブロックポイント。ペルージャが王手を懸ける。

 

 

<得点を重ねるペルージャのアンダーソン<左端>>

 

 第3セットも序盤でOPカミル・リキリチ(ルクセンブルク)の連続サービスエースを奪い、ペルージャが優勢に立ったかと思われたが、トレンティーノも反撃。MBマルコ・ポドラスチャニン(セルビア)が2シーズン前まで所属していた古巣を相手に2本のサービスエースをあげたほか、得意のブロックでペルージャの攻撃をはね返す。終盤まで競り合う展開は、23-23からポドラスチャニンのクイック、Sリッカルド・スベルトーリ(イタリア)のブロックポイントでトレンティーノが制した。

 

<トレンティーノのポドラスチャニン<右端>が強烈なクイックを叩き込む>

 

 第4セットはリキリチの得点で3-1とペルージャが先にリードするも、トレンティーノはOHマテイ・カジースキ(ブルガリア)がサービスエースを決めるなど、流れを渡さない。それでも、ペルージャはレオンのサービスエースやリキリチの得点でブレイクを重ね、じりじりと引き離す。24-20のチャンピオンシップポイントからトレンティーノに3連続得点を許したものの、最後はSシモーネ・ジャネッリ(イタリア)が相手ブロックのリバウンドをダイレクトで相手コートに叩き込み、勝利した。

 

<決勝点をあげたジャネッリは感情を爆発させた>

 

 MVPは4本のサービスエースを含む最多23得点をあげたレオンが堂々の受賞。ペルージャはリキリチが23得点、アンダーソンが12得点にメンゴッチが11得点で続いた。就任1季目で初タイトルを手にした二コラ・グルビッチ監督は「このチームの一員であること、そしてメダルを首にかけられることを誇りに思う」と喜んだ。

 

<シルマニアチと喜びを分かち合う。中央がメンゴッチ>

 

 

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