かつて「海峡リーグ」として発足し、大分県別府市での開催を経て、2019年の第6回大会より福岡市に会場を移した本大会。コロナ禍での中止もあったが、このたび3年ぶりに開催が実現した。
当初の予定より参加チーム数やイベント規模は縮小したものの、関東・関西・中国・九州より計5チームが参加し、3月8日(火)より福岡大(福岡市)を舞台に熱戦が繰り広げられた。大会は11日(金)に最終日を迎え、総当たりの決勝リーグで全勝した慶應義塾大が見事、優勝を飾った。
新シーズンの春季リーグ戦を控えて、各チームにとって貴重な実戦の機会となった今大会。主管を務めた福岡大の牛原信次監督は「一昨年、昨年と試合数が減って、学生にとっては、アスリートとしても、4年間の充実度としてもマイナスになっていました。この大会を開催する意義は大きいと思います」と話し、新年度に向けた強化の継続にも意欲を示していた。
【最終結果】
優勝 慶應義塾大
準優勝 近畿大
3位 福岡大
4位 日本大
5位 東亜大
【最優秀選手】
安達龍一(慶應義塾大 新4年)
【優秀選手】
芳賀祐介(慶應義塾大 新2年)、後藤陸翔(近畿大 新3年)、熊谷 周(福岡大 新4年)、立原佑都(日本大 新3年)、山下 晃(東亜大 新4年)
なお今大会は、新年度からのルールの改正・修正点を反映すべく、審判員のスキルアップ研修を兼ねて実施された。ルール改正・修正点のポイントについては、3月15日(火)発売の月刊バレーボール4月号でも一部を紹介している。
(写真/月刊バレーボール)
【関連リンク】
FISUワールドユニバーシティゲームズ男子日本代表候補22人
FISUワールドユニバーシティゲームズ 第2回女子選抜候補選考合宿を開催