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春高2025

渕江中のマネジャー野口晃生 選手から転向し全国制覇を支えた

  • コラム
  • 2022.03.18

<全国制覇を果たし、チームメイトたちと喜びを表現した。右端が野口>

 

みんなが一生懸命だからこそ

 

――部活動ではどんどん発言し、厳しく振舞える存在でした。それはいつごろから身についたのですか?

野口 小学5年生から入団した台東バンビーニの柳沢監督(当時)には、よく指摘されました。ですが、厳しいだけではなくて、何かを質問しても必ず答えてくれるかたでした。僕が小学6年生のときにガンで亡くなられてしまいましたが、柳沢監督との思い出は今も大切にしています。

 

-渕江中でも、それを実行に移して貫きました

野口 優しいだけが優しさではない、とは渕江中で学んだことです。厳しいあるべき部分は厳しくしないと。

 

 ただ、2年生で『ライオンキング』の演劇に取り組んだときは、主人公の父親という大役をいただけたのですが、自分がいちばん下手だったので。指摘するにも言いにくい部分はありました(苦笑) それでも、もう少しこうしたらいいんじゃない、立ち居地もこっちのほうが見やすいかも、という意見は積極的に口にするようには心がけていました。

 

 バレーボール部はもちろん、みんな一生懸命なので。しっかりと思いを持って発言すれば、それがケンカになることはありませんでした。

 

――プレーヤーとしてもマネジャーとしても、バレーボールに携わりました。この競技のどんなところが好きですか?

野口 コート上には6人もプレーする選手がいるのに、一つとなって戦っている点です。たった一つのボールを落とさないように、みんなでつなぐところがいちばんの魅力だと感じます。

 

――最後に、チームメイトへの思いを聞かせてください

野口 中学3年間のうち、3年生の半ばからは足を引っ張り続けてしまったので。とにかく、ありがとう、という感謝の気持ちでいっぱいです。

 

(取材/坂口功将〔編集部〕)

<昨年秋には完全に回復し、下級生たちの練習にも参加。楽しそうに駆け回り、笑顔を浮かべる姿が印象的だった>

 

*****

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