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春高2025

さくらバレーでかつて躍動した元・新1年生たち

  • 学生
  • 2022.03.21

 春の風物詩、第27回全国私立高等学校男女選手権大会(さくらバレー)の開幕が迫っている。私立高校の日本一を決めるこの大会は3月22日(火)から25(金)まで行われ、2019年3月に行われた第24回大会以来、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となる。密を避けるために出場チームを従来の男女各80チームから各48チームに削減するなど、感染症対策を実施し、無観客での開催となる。

 

 さくらバレーは、新1年生(入学予定の新入生)も条件を満たせば出場することができ、過去の大会でも新入生ながら多くの選手が活躍を見せてきた歴史がある。この記事では、活躍した当時の選手たちのごく一部について振り返る。

 

【男子編】

 

 

垂水優芽(洛南高→筑波大)

昨年の全日本インカレでは4位の成績を残した筑波大で、得点源の一人として活躍する垂水。彼は第21回大会(2016)に1年生ながら洛南高のユニフォームをまとって出場した。同学年の大塚達宣、中島明良(ともに早稲田大)、山本龍(東海大)らとともに2、3年生時はさくらバレーで連覇を達成。3年生の春高では、失セット0で勝ち上がり初優勝を飾った。

 

岡本捷吾(開智高→順天堂大、アイシンティルマーレ内定)

開智高から順天堂大に進み、昨年の全日本インカレで準優勝に貢献した岡本も、さくらバレーに高校1年生で出場した一人だ。当時の第20回大会(2015)で、サウスポー独特のフォームから繰り出される豪快なクロススパイクを武器に活躍。その後、3年生のインターハイでは準優勝を果たすなどエースとしてチームを引っ張った。

 

【女子編】

 

吉武美佳(金蘭会高、久光スプリングス内定)

久光スプリングスへ進むことが発表された吉武は、入学前に行われた第24回大会(2019)に1年生で出場していた。当時「あらためて高校のレベルの高さを知りました。先輩に助けられるのではなく自分がチームを引っ張っていけるような選手になりたいです」と語っていた吉武は、その言葉通り、今年の春高でキャプテンとしてチームを引っ張り3位に導いた。

 

橘井友香(札幌山の手高→JTマーヴェラス)

第17回大会(2012)にてチーム初のベスト4入りを果たした札幌山の手高で、当時1年生ながら初戦からスタメン出場していたのが、現在JTで活躍する橘井だ。キャプテンだった3年生の小山綾菜(元・NECレッドロケッツ)と対角を組み、下北沢成徳高、古川学園高などの強豪校から勝利をあげる原動力となった。

 

 各校の1年生にとっては、高校生としての第一歩を刻む大会となる、さくらバレー。今大会でも多くの選手たちがはじめの一歩を踏み出すことだろう。無観客開催だが、準決勝以降は配信も行われる予定なので、チェックしてみてほしい。

 

【大会スケジュール】

3月22日(火) 代表者会議

3月23日(水) 予選リーグ

3月24日(木) 予選トーナメント

3月25日(金) 準々決勝・準決勝・決勝

※準決勝・決勝は毎日新聞さくらバレー2022ウェブサイトにてライブ配信を予定

 

文・写真/月刊バレーボール

 

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