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春高2025

さくらバレー3月22日開幕 女子は古川学園(宮城)、下北沢成徳(東京)ら春高上位校が本命

  • 高校生
  • 2022.03.22

 さくらバレー(全国私立高等学校男女選手権大会)が3年ぶりに帰ってくる。私立高校の日本一を決める第27回全国私立高等学校男女選手権大会(さくらバレー)が3月22日(火)から25(金)に東京・神奈川の各会場で開催される。新型コロナウイルスの影響で過去2大会が中止となっていたが、密を避けるために出場チームを従来の男女各80チームから今大会は各48チームに削減、感染症対策を実施し、無観客での開催となる。

 入学前の新1年生も出場し、新年度の勢力図を占うこの大会。今回は女子注目チームをチェック。

 

【写真】女子注目選手フォトギャラリー

 

 今年1月に行われた春高で連覇を飾った就実(岡山)は今大会に出場しないが、準優勝の古川学園(宮城)、ベスト4の下北沢成徳(東京)、金蘭会(大阪)ら上位校がずらり。主力メンバーが残っているチームも多く、新チーム初の全国大会でいきなり熱戦の予感が漂う。

 

 古川学園の注目はドミニカ共和国出身のタピア・アロンドラ(新3年)。2年生時にレギュラーをつかみ、昨秋は母国のU18代表としてU18世界選手権に出場した。今年の春高では身長195㎝の高い打点から打ち下ろすだけでなく、ブロード攻撃も決め、優秀選手賞に選ばれた。タピアだけでなく、1年生時から司令塔を務める熊谷仁依奈(新3年)、春高では高い決定力が光ったミドルブロッカーの阿部明音(新3年)らスタメンの内5人が残り、新年度必見のチームだ。

 

 

 

タピア・アロンドラ(古川学園)

 

 春高ではその古川学園に準決勝で敗れ、インターハイに続く二冠を逃したのが下北沢成徳。加治木中(鹿児島)1年生時から全日本中学生選抜に選ばれ、今年の春高で優秀選手賞に選ばれた身長184㎝の古川愛梨(新3年)を筆頭にリベンジに燃える。古川以外にも、エースの一角としてチームを引っ張った谷島里咲(新3年)、オポジットの佐藤彩夏(新3年)らパワフルなスパイカー陣は健在。1年生で唯一スタメンを務めたリベロの内澤明未(新2年)の安定した守りから、攻撃を盛り立てたい。

 

 

 

古川愛梨(下北沢成徳)

 

 2018年に行われた第23回大会まで5連覇を飾った金蘭会は、エースの吉武美佳(久光スプリングス内定)以外のメンバーは変わらず。吉武の対角を務め、パワフルなスパイクが持ち味の上村杏菜(新2年)が得点源を担う。高校に入ってミドルブロッカーに転向した井上未唯奈(新2年)ら力のあるスパイカー陣を、セッターの中川さつき(新2年)がいかに操るか。抜群の反応を見せる德本歩未香(新3年)が守護神を務め、攻守に実力者がそろう。

 

 

 

德本歩未香(金蘭会)

 

 ほかにも春高でベスト8入りした共栄学園(東京)や三重(三重)、また新3年生に中学時代に日の丸を経験した選手がそろう八王子実践(東京)、前回大会(第24回)優勝の京都橘(京都)が頂点を目指して火花を散らす。

 

文/田中風太 写真/石塚康隆(NBP)、平野敬久、魚住貴弘

 

 

【大会スケジュール】

3月22日(火) 代表者会議

3月23日(水) 予選リーグ

3月24日(木) 予選トーナメント

3月25日(金) 準々決勝・準決勝・決勝・閉会式

 

※準決勝・決勝は毎日新聞さくらバレー2022サイト(https://mainichi.jp/sakura-volley/2022)にてライブ配信を予定)

 

 

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