ドイツ・ブンデスリーガ男子の2021/22シーズンは、現地4月2日にプレーオフ準決勝ラウンドの第2戦が行われ、井手智が所属するフランクフルトはベルリンと対戦。3-2(25-22,25-22,26-28,14-25,15-9)で勝利した。
初戦を落としたフランクフルトはホームで迎えた第2戦、第1、第2セットでそれぞれ3本のブロックシャットを浴びせて連取する。一方、第3セット開始時からベルリンはオポジットのベンジャミン・パッチ(アメリカ)をマーク・ストラ(チェコ)に交代し反撃を開始。ストラを中心としたアタックに加えて、第4セットでは計4本のブロックポイントをあげて、フルセットに持ち込む。
最終第5セット、フランクフルトはサーブレシーブで崩れることなく、序盤から先行する展開で試合を進め、マッチポイントに到達。最後は、アウトサイドヒッターのビクトル・リンドバーグ(スウェーデン)がサーブレシーブから自らバックアタックを決めた。
リーグ戦、カップ戦でともに後塵を拝した強豪ベルリンから勝ち星をあげたフランクフルト。これで準決勝ラウンドは1勝1敗のタイとなった。なお、フル出場の井手はサーブレシーブ返球率79%(14本中)。チーム最多29得点をあげたオポジットのダニエレ・マレシャ(ドイツ)が試合のMVPに輝いた。
≪フランクフルト戦績≫
【メインラウンド(レギュラーシーズン)】
第1戦(10/6) vs.ベステンゼー 〇3-2
第2戦(10/9) vs.フリードリヒスハーフェン 〇3-1
第3戦(10/17) vs.デューレン 〇3-1
第4戦(10/23) vs.ギーセン 〇3-1
第5戦(10/30) vs.リューネブルク ●2-3
第6戦(11/3) vs.ベルリン ●0-3 ★井手 準MVP
第7戦(11/14) vs.ヘルシング 〇3-0
第8戦(11/17) vs.ミュンヘン 〇3-0
第9戦(12/5) vs.デューレン ●2-3 ★井手 準MVP
第10戦(12/15) vs.ギーセン 〇3-1
第11戦(12/18) vs.リューネブルク 〇3-0
第12戦(12/22) vs.ベステンゼー 〇3-0 ★井手 MVP
フランクフルト:レギュラーシーズン3位/9勝3敗(勝ち点28)
【1-4位インターミディエイトラウンド】
(1/30) vs.フリードリヒスハーフェン ●1-3
(2/5) vs.ベルリン ●0-3 ★井手 準MVP
(2/13) vs.ベルリン ●1-3
(2/19) vs.フリードリヒスハーフェン ●2-3
(2/27) vs.デューレン ●1-3
(3/5) vs.デューレン …中止
フランクフルト:インターミディエイトラウンド4位/0勝5敗(勝ち点4)
【プレーオフ】
準々決勝 第1戦(3/13) vs.リューネブルク 〇3-0
〃 第2戦(3/24) vs.リューネブルク 〇3-0
準決勝 第1戦(3/30) vs.ベルリン ●1-3
〃 第2戦(4/2) vs.ベルリン ○3-2
【DVVポカール(カップ戦)】
ベスト16ラウンド(11/6) vs.カールスルーエ 〇3-0
準々決勝ラウンド(11/24) vs.ベルリン ●1-3
【CEVカップ2022】
ベスト16ラウンド(12/1) vs.ブカレスト(ルーマニア) 〇3-2
ベスト16ラウンド(12/8) vs.ブカレスト(ルーマニア) 〇3-2
ベスト8ラウンド(1/18) vs.ガラツ(ルーマニア) ●0-3
ベスト8ラウンド(1/20) vs.ガラツ(ルーマニア) ●2-3
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