2021-22 V・チャレンジマッチ男子が4月9日(土)に小田原アリーナ(神奈川県小田原市)で開催され、第1戦はアイシンティルマーレ(V3)対トヨタ自動車サンホークス(V2)、ヴォレアス北海道(V2・優勝)対VC長野トライデンツ(V1・10位)と富士通カワサキレッドスピリッツ(V2・準優勝)対大分三好ヴァイセアドラー(V1・9位)の3試合が行われた。それぞれ下のカテゴリーとなるV3のアイシン、V2のヴォレアスと富士通が勝利を収めた。10日(日)に第2戦が行われる。
V・チャレンジマッチ男子1日目 結果
アイシンティルマーレ(V3・優勝) 3-0 トヨタ自動車サンホークス(V2・10位)
( 25-14, 25-17, 25-21 )
今季V3で初優勝を飾ったアイシンは、この日が初の有観客試合。駆けつけた応援団の手拍子に背中を押され、序盤から優位に試合を進める。第1セットは11-8から6連続得点でセット獲得を決定的なものにすると、勢いそのままに2セットを連取。第3セットは中盤まで競り合ったが、16-16からエース岡森怜夢と内定選手のオポジット岡本捷吾のアタックなど3連続得点をあげて突き放し、勝利した。
敗れたトヨタ自動車は、序盤からアタックのミスが目立ち、勝機を手放した。同じ愛知県を拠点に置くチームであり、リーグ開幕前は練習試合を重ねるものどうし。お互いに手の内を知りつくしているだけに、第2戦でアイシンが押し切りV2昇格をかなえるか、それともトヨタ自動車が意地を見せて退けるか、果たして。
アイシン
長嶋彰 監督
今日はスタートからとにかく雰囲気を大事にしていこう、と考えていて、それがしっかりとできました。要所でいわゆるファインプレーが出て、よりチームを勢いづけさせ、自分たちで流れをがっちりつかんだまま進めることができましたし、そうしたプレーも選手たちが集中できていた証拠だなと思いました。
久保下航平
入れ替え戦という緊張感はなく、(チームにとって)初の有観客試合ということで、ワクワクのほうが強かったです。自分たちの持ち味であるサーブが走って、そこからブロックやレシーブにつなげることができたので、自分たちのバレーが完璧にできたのではないかと思えるくらいの内容でした。
岡本捷吾
今日は全員が元気よく、雰囲気よく戦えたことが得点につながったのではないかと感じています。
この結果、アイシンが3ポイントを獲得。アイシンは今日の試合で2セット以上取ればV2昇格が決まる。
V・チャレンジマッチの順位は、2戦行って勝利数の多いチームが上位。勝利数が並んだ場合はポイントの高いチーム、ポイントも並んだ場合はセット率の高いチーム、セット率も同率の場合は、得点率の高いチームが上位となる。いずれも、同率となった場合は、上位のDIVISIONのチームが勝者となる。
ポイントは以下の通り、付与される
3ポイント:「3-0」もしくは「3-1」での勝利
2ポイント:「3-2」での勝利
1ポイント:「2-3」での敗戦
0ポイント:「0-3」もしくは「1-3」での敗戦