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V・チャレンジマッチ女子 フルセットの末に姫路とKUROBEがV1残留

 2021-22 V・チャレンジマッチ女子は4月10日(日)に四日市市総合体育館(三重県四日市市)で2日目が開催され、ヴィクトリーナ姫路(V1・11位)対群馬銀行グリーンウイングス(V2・準優勝)とKUROBEアクアフェアリーズ(V1・12位)対ルートインホテルズブリリアントアリーズ(V2・優勝)の試合が行われた。

 9日(土)に行われた1日目の試合で、姫路とKUROBEが勝利しており、V1残留に向けてリードしていた。この日は2試合ともにフルセットにもつれ込む熱戦が繰り広げられ、姫路とルートインが勝利。

 この結果、V・チャレンジマッチで2勝を上げた姫路と、1勝1敗で勝敗が並んだ末にポイントでルートインを上回ったKUROBEがV1残留を決めた。

 

 

<4月10日試合結果>

ヴィクトリーナ姫路(V1・11位) 3-2 群馬銀行グリーンウイングス(V2・準優勝)

( 25-20, 25-21, 22-25, 24-26, 15-9 )

 

 

第1セット、姫路は孫田菜奈が得点をあげると、さらにセレステ・プラクのスパイクなどで連続得点を奪い8-1とリードを広げる。そのまま終盤にかけてもリードを保った姫路がセットを先取。

 第2セット、群馬銀行は田中瑠奈らがスパイクを決め3連続得点を奪い8-5とリードする。しかし、その直後に6連続得点を奪われ12-9と姫路に逆転を許す。姫路は、中盤にもキャプテンの貞包里穂が得点を重ね、セットを連取する。

 第3、第4セットともに、中盤まで試合を優位に展開したのは姫路だったが、終盤にかけて田中やカルラ・クラリッチらを中心に得点を重ね逆転に成功した群馬銀行がセットを奪い返し、勝負は第5セットへ。

第5セットは序盤からプラクや長野有紗らのスパイクなどで得点を重ね、6-0と大きくリードした姫路が主導権を握ったままセットをつかみ、フルセットの末に勝利を収め、V1残留を決めた。

 

 

 

 

◆ヴィクトリーナ姫路

■安保澄監督代行(※中谷宏大監督は体調不良)

昨日のゲームを先取し、精神的なアドバンテージがあって臨んだので、第1、第2セットは比較的優勢に進められたと思います。ただ、第3セットに群馬銀行さんのオーダーが変わって、対応が遅れたことで後手に回ってしまいました。それでも、結果によってはV2に降格する状況の難しさと、選手が土壇場でどう考え、どう行動するのかを知ることができて、個人としても学びの多いゲームでした。

 

■貞包里穂キャプテン

昨日は3-1で勝ちましたが、試合の出だしを大切に、とにかく勝ちきることを意識して臨みました。ただ、2セットを取ったあとに、気が緩んだわけではないですが、ボールコントロールが雑になってしまったのが、セットを取られた原因の一つです。来シーズンはそういう部分を詰めて、目標を達成できる、強いチームをつくっていけるように取り組んでいかないといけないと思います。

 

 

<4月10日試合結果>

ルートインホテルズブリリアントアリーズ(V2・優勝) 3-2  KUROBEアクアフェアリーズ(V1・12位)

( 23-25, 23-25, 25-22, 25-23, 15-9 )

 

 

 第1セット、序盤からお互いに連続得点を奪い合い展開が続くも、終盤にラッツ・メレーテのスパイクなどで3連続得点を上げたKUROBEがセットを先取する。

 第2セットは中盤に富澤結花らのスパイク5連続得点を奪ったルートインが19-15とリードをする。しかし、終盤に連続得点を重ね逆転に成功したKUROBEがセットを連取。この時点でKUROBEの残留が決まった。

 第3セット、序盤からルートインは村山美佳や髙橋愛未が得点を奪い、連続得点を重ねてリードを広げる。KUROBEも二枚替えで出場した浮島杏加子がスパイクを決めるも、追いつくことができずに、ルートインがセットを奪い返す。第4セットも、第3セットの勢いのままに、ルートインが終盤に連続得点を重ね、セットを連取する。

 第5セット、中盤までお互いにサイドアウトを取り合う展開が続くも、粘り強いレシーブから富澤や村山にボールをつなぎ、4連続得点をあげたルートインが9-5とリードをする。KUROBEもラッツのスパイクで反撃するが、終盤にも連続得点を奪ったルートインがセットを奪い、逆転で勝利を収めた。

 

 

 

 

◆ルートインホテルズブリリアントアリーズ

■井上 謙監督

昨日の流れを引きずって、勝負どころで(メレーテ・)ラッツ選手にポイントを決められてしまいました。ただ、相手が残留を決めて少しモチベーションが下がったり、ラッツ選手が少し疲れたこともあり、セットを取ることができたと思います。今日の試合はほんとうにミスがなく、選手それぞれが意図を持って試合をすることができ、昨日とは内容の違ういいゲームになりました。

 

■水谷真友キャプテン

昨シーズンの入れ替え戦では「挑戦者として臨もう」という考えもありましたが、今回はこのメンバーのいいところが出せればKUROBEさんにも勝てるという自信につながりました。苦しいときにみんなで声を掛け合い、リザーブのメンバーも頑張ってくれて、全員で勝ち取れた1勝だと思います。

 

■富澤結花

昨日は悔しい思いをして、全員でたくさん反省して、今日に臨みました。今シーズンの集大成となる試合ができたと思うので、ほんとうに勝ててよかったです。

 

 

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