もしもチームメートをゲームキャラにしたら
【サントリー柳田将洋選手編】
- SV男子
- 2022.04.14
例えば野球やサッカー、バスケットボールのテレビゲーム、アプリ、カードゲームをしたことはありますか? そこでは選手ごとに能力が再現されていて、個々の特徴が反映されています。では、もしもバレーボールのゲームがあってチームメートをモデルにした架空の選手を存在させるなら、どんな能力になるのでしょうか? パワーは? ジャンプ力は? どんな能力がありますか? チームメートならではの視点で、Vリーガーに選手の特徴を聞いてみました。
第3回はサントリーサンバーズの柳田将洋選手をモデルにしたキャラクターを作成していきます。担当するのは同じくサントリーサンバーズのアウトサイドヒッターの藤中謙也選手とミドルブロッカーの小川猛選手です。それぞれの能力はこちらの表に沿って聞いていきます。
※表の見方
①OP=オポジット、OH=アウトサイドヒッター、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ
②特殊能力や、得意、不得意なプレーを○、×などで表す
③各項目の能力値の設定を0〜100で表す
81〜100→A
61〜80→B
41〜60→C
21〜40→D
0〜20→E
小川選手(左)と藤中選手(右)が柳田選手をモデルにしてゲームキャラを作成
特殊能力を発揮する柳田選手のスパイクとは!?
月バレ :まずはパワーの数値から始めたいと思います。
藤中選手:筋力という意味でのパワーはそんなにないかな。
小川選手:そうですね。力持ちではないです。でもパイプ攻撃の威力はすごいですし、サーブやスパイクのボールも重いんですよね。
藤中選手:そうすると数字としては90くらい?
チームメイトが作る柳田選手をモデルにしたゲームキャラの能力とは!
小川選手:いいですね! 次はジャンプ。
藤中選手:ジャンプ力は高くないかな。チーム内のほかの選手とのバランスで見ると55くらい。
小川選手:身体能力というよりは技術の高さで勝負するイメージです。
藤中選手:技術の引き出しが多いんだよね。だから数値は55にしておこう。次はスピードか。はっきり言うと…スピード、速さはチームの中でも下のほうです(笑)
小川選手:速くはない(笑) ん~、ジャンプ力と同じくらいですかね。
藤中選手:50はあげられないので、そうね、40で!(笑)
小川選手:次はスタミナですね。自分よりは確実にあると思います。
藤中選手:でも、普通くらいかな~、60くらい?
小川選手:60、65くらいだと思います。間をとって63にしましょう。アタックは?
藤中選手:88!
小川選手:そうですね。パイプ攻撃やレフトの速い攻撃は特殊能力でさらに数値が上がるイメージです。
藤中選手:僕が特にすごいと感じるのはパイプ攻撃とフェイントです。とても参考になります。
月バレ :それは例えば、どんなところですか?
藤中選手:パイプを打つときのコース幅がすごいんです。相手を見て、ブロックの間やブロックの脇、と最善のコースに打ち分けています。フェイントについては例えば3枚ブロックが来ても、ギリギリまで同じモーションでスイングをしてからフェイントするので、相手にはとても分かりづらいと思います。
小川選手:状況判断が速いですよね。ミーティングや映像などの情報も判断材料にしているのかな、というイメージはありますね。
月バレ :では、特殊能力に「コース打ち○」と「スパイクモーション○」を加えましょう。小川選手はどういったところをすごいと感じますか?
小川選手:スパイクを打つタイミングを毎回変えてくるところです。例えばレフトからの速い攻撃でも、早く打ってきたり、ボールを引き付けて打ったりしてタイミングを変えています。速い攻撃だと単調になりやすいのに、そうならないんですよね。そうなるとブロッカーもただ跳ぶのではなくて、マサさんが何をしようとしているのかを見ながら跳ばないとボールに触れないんですよ。同じテンポで毎回打ってくれた方がタイミングを合わせやすいですが、毎回違うのでブロッカーからすると面倒くさいです(笑)
藤中選手:ブロッカー側からすると確かに嫌な相手だね。
タイミングやコースを常に工夫しながら攻撃する
月バレ :タイミングの取りづらさを特殊能力「スパイクの魔術師」で表現します。
藤中選手:勝負強さもありますね。ここぞと言う場面でボールが上がるということもありますが、それをちゃんと得点につなげるところは同じチームでプレーしていて頼もしく感じています。
月バレ :特殊能力「勝負強さ」も入れましょう。