第70回黒鷲旗全日本男女選抜大会の男女決勝が丸善インテックアリーナ大阪(大阪府大阪市)で5月5日(木・祝)に行われた。男子決勝ではサントリーサンバーズがジェイテクトSTINGSをストレートで下し、Vリーグ優勝に続くシーズン2冠目を手にした。また、前回大会(2019年)に続く連覇も達成した。
男子決勝は、2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MENで優勝し、その強さを見せながら勝ち上がってきたサントリーサンバーズと、トーナメントで格上のウルフドッグス名古屋やパナソニックパンサーズに勝利し、勢いに乗っているジェイテクトSTINGSのカードとなった。
第1セット、開始直後からサントリーはムセルスキーのスパイクや柳田のサービスエースなどで3連続得点を奪い、スタートダッシュに成功。その点差を守ったまま、中盤にも5連続得点をあげたサントリーがセットを先取する。
第2セット、序盤はお互いに得点を取り合ったが、ジェイテクトは都築のスパイクやサーブで連続得点、18-14とリードする。しかし終盤、ムセルスキーが連続でスパイクを決めて追いつくと、最後はジュースの末にサントリーがセットを連取した。
後がないジェイテクトは第3セット、このセットからコートに立った柳澤が連続でサービスエースを奪い、4-1とリード。しかし中盤にかけて点差を縮めたサントリーは、15-16とビハインドの場面から5連続得点で逆転し、勢いのままにこのセットも連取し、優勝を手にした。
今大会、キャプテンを代行した柳田将洋は「ハードなスケジュールのなかで、全員が力を出し、チームの力で勝てたと思う。チーム全体で苦しい状況を乗り越えられたので、それが3-0の勝利につながった」と話した。
5月5日(木・祝)
■男子決勝結果
サントリーサンバーズ(V1・大阪) 3-0 ジェイテクトSTINGS(V1・愛知)
(25-19、26-24、25-20)
■個人賞
黒鷲賞 ドミトリー・ムセルスキー(サントリー) 2回目
敢闘賞 都築 仁(ジェイテクト) 初受賞
若鷲賞 該当なし
ベスト6 小野遥輝(サントリー) 初受賞
柳田将洋(サントリー) 初受賞
ドミトリー・ムセルスキー(サントリー) 2回目
西田寛基(サントリー) 初受賞
福山汰一(ジェイテクト) 初受賞
フェリペ・フォンテレス(ジェイテクト) 2回目
ベストリベロ賞 興梠 亮(ジェイテクト) 初受賞