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イタリア・セリエAのミラノに所属する石川祐希が今シーズンの終了報告リモート会見を5月11日(水)に行った。
今季の石川はシーズンを通して主力として存在感を発揮し、コッパ・イタリアでチーム初のベスト4進出、レギュラーシーズン5位の成績を残し、キャリア最高の結果となった。しかし、目標としていたプレーオフ準決勝進出をモデナ(レギュラーシーズン4位)に阻まれ達成できず「過去イチ(いちばん)悔しいシーズン」と表現し、いまだに悔しさを感じていることを明かした。
また「自分で想像しているほどうまくプレーができず、納得いくものではなかった。特にリーグの前半~中盤あたりがいちばん苦労した」と語り、シーズン中に苦悩した様子もうかがえた。どう乗り越えるのか聞かれると「上手くなりたい、勝ちたいというモチベーションは常にあるので、どうしたらもっと点を決められるかということを常に考えていた。試行錯誤を常にしなければ解決策は生まれないので、いつも考えながらプレーしている」と話した。
今季は西田有志(ビーボ・バレンティア)、高橋藍(日本体大3年・パドヴァ)らと日本人対決が実現したことにも触れ「日本人との対戦は初めてだったので、新鮮だった。世界一と言われるリーグに日本人が3人いることは日本のバレーが海外から高く評価されているということ。それぞれ、チームで活躍して必要とされている選手だったので、それは僕もうれしかったです」と述べた。
今後は一度帰国し、主将を務める日本代表に合流する予定。イタリアで成長した石川が日本代表をけん引する。