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「バレーボールユーチューバー」に聞いてみました ビークイック/BeeQuick

  • トピックス
  • 2022.05.16

 

パイオニアとしてのこれから

 

 冒頭の撮影風景について、おだこうは「これ、と決めてしまわないのは個人でやっているよさ。会社組織だとそうはいきません」と話した。エンタメ系の内容などで事前に作り込んで進めるケースもある一方、技術系ならその場の判断で最適と思える内容を撮影する。

 

 始動から1年半、バレーボール界での認知を着実に広げてきた彼らの将来的なビジョンを聞いてみたところ、「将来的か…」と苦笑いで声をそろえた。

 

 「YouTubeもまずやってみて、求められているものがわかってからバレーボール、となったので、また期待されているところが変わったりすると…なるようになっていくのかな」とフルタツ。チャンネル登録者数10万人や、自前のブランドを立ち上げるといった当面の目標に向けて、今はYouTubeで頑張って知名度を上げることに励んでいく。「もともと絶対にバレーで、という考えで始めたわけではなかった。でも、たとえ別の活動が立ち上がっても、バレーをやりながら、になると思います。そこで貢献できることがあるはずです」(フルタツ)。皆さんは、彼らにどんな活動を期待するだろうか。

 

 

「エンタメ」と「学べるまじめ系」の動画

YouTubeの画面(掲載当時)

 

 アップしている動画のカテゴリーは、大きく分けると「エンタメ」と「学べるまじめ系」の2つ。「スポーツは基本、エンタメだと思っている」(おだこう)。人気が高いのは「あるあるネタ」、「やってみたネタ」、「2対2の対決もの」。技術講座は自分たちの経験を元に構成しており、「あくまで僕らの意見として発信しており、絶対的な正解ではない」(フルタツ)とのこと。エンタメは多少の誇張も交えながら、楽しめるものを心がけている。

 

“おもしろいところ”を切り取っていきたい

中学時代の記事が載った当時の月バレを見て

 

「バレーボール界には他のスポーツと比べてやや固い部分があると思います。もう少しフランクでみんなが楽しめる印象に変わっていく、そのきっかけになれるといいな」とフルタツ。「例えばサッカーはプロだから、という部分もありますが、本田圭佑みたいにすごい発言をする人がいますよね」(おだこう)。バレー選手はインタビューなどでも基本的にまじめな人が多い中で、より選手の“おもしろいところ”を切り取っていきたいと考えている。

 

 

ビークイック/BeeQuick

1995年福岡県生まれのフルタツ、おだこうの2人で活動するフリーのバレーボールユーチューバー。2019年4月に始動し、2020年11月末時点のYouTubeチャンネル登録者数は6.3万人を数える。ユニット名の由来は「濁音と伸ばす音があると格好いい。バレーボールにも関係のあるキャッチーな名前を考えた」(おだこう)。そこまで深い意味はないという

■フルタツ

身長175㎝/右利き/遠賀中→鎮西高→九州産大卒/学生時代はセッターとして活躍

■おだこう

身長175㎝/左利き/遠賀中→福岡大附大濠高→日本大卒/ミドルブロッカー以外を幅広く経験

 

Photo/松村健人 Text/豊野 堯(編集部)

 

【初出:月刊バレーボール2021年1月号】

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https://www.youtube.com/channel/UCaSbtoQtO3Bnm_ZrZx2sruw/featured

 

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