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春高2025

府予選23連覇で京都橘高が本戦出場【インターハイ2022京都府予選(女子)】

  • 学生
  • 2022.06.13

 

 令和4年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の京都府予選会(女子)2日日が三段池公園総合体育館(京都府福知山市)で6月12日(日)に行われ、京都橘高が優勝し本戦出場を決めた。京都橘高は23大会連続25回目の出場。

 なおインターハイ本戦は、7月28日(木)から徳島県で行われる。
※出場回数は2020年度の中止大会を含まない

 渡辺彩香キャプテンのサービスエースが決まると、京都橘高の選手たちはほっとした表情を見せた。決勝までの3試合は12失点(準決勝の京都両洋高戦)が最多と、危なげない試合運びを見せていたが、決勝の北嵯峨高戦は終盤までもつれる接戦。苦しみながらも連続優勝記録を「23」に伸ばし、渡辺キャプテンは「先輩たちがずっと(インターハイに)出場してきたプレッシャーがありましたが、伝統を受け継いで、切符をつかめてとてもうれしいです」と胸をなでおろした。

 

 らしさを出せないピンチを、エースが救った。前日までは試合によってセッターを替えてきたが、「スパイカーにクイックでいちばんボールをたたかせることができる」(三輪欣之監督)と、大一番に佐々木愛莉を起用。しかし、なかなかスパイカーの力を引き出せず、チームスタイルである「高速立体バレー」を発揮できない展開が続いた。だが、13-14とリードを許した第1セット。エースの坂口澪奈が硬軟交えたスパイクを3連続得点で決めると、その後も対角の石倉想が得点を重ね、競り合いの末にセットを奪った。

 

 優勝に王手をかけた第2セットは、序盤から坂口がアクセル全開。クロスへの強烈なスパイクなど4連続得点を決めて6-2とリードを広げる。北嵯峨高のエース佐々木みそらキャプテンと吉岡夢依のスパイクで終盤に1点差まで迫られたが、坂口のスパイクやブロックで主導権を渡さず、ストレート勝ち。両チーム最多の19得点を挙げた坂口は「攻撃が単調になってしまいましたが、相手の守りが見えている場面もありました」と笑顔で振り返った。

 三輪監督が「セッターの腕さえあれば攻撃力は十分ある」と語るメンバーがそろうだけに、本戦までにいかにコンビの完成度を高められるかがポイント。渡辺キャプテンは「ここがゴールではなくてここからがスタート。レフトだけに頼らず、全員で拾って、全員で攻めるバレーが展開できるように頑張りたいです。目標は日本一です」と宣言。全国の猛者を相手に、次こそは持ち味を発揮する。

 

 

 北嵯峨は3大会連続の準優勝となったが、今後につながる敗戦だった。1年生時に23年ぶりの春高を経験したエースの佐々木キャプテンが、チーム最多の12得点。相手エースとの打ち合いになる中、要所でスパイクやブロックを決め、10得点の吉岡夢依とともにチームを引っ張った。佐々木キャプテンは「サーブで狙われることはわかっていましたが、自分で捕って、強気で攻められてよかったです。(春高は)自分の代で出たい気持ちがあります。今回の試合での手応えと、チームとしての悔しい思いを胸に練習していきたいです」と前を向いた。

12日の試合結果
準決勝
京都橘 2(25-10,25-12)0 京都両洋
北嵯峨 2(25-12,25-20)0 福知山淑徳

決勝
京都橘 2(25-23,25-20)0 北嵯峨

 

3位決定戦
京都両洋 2(26-24,25-21)0 福知山淑徳

 

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