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女子U18日本代表がアジア選手権V8を手に帰国 MVPの大森咲愛「ふさわしい選手に」

 女子U18(ユース)日本代表が6月15日(水)、タイで行われていた第14回アジアU18女子選手権大会から帰国した。この大会で女子U18日本代表は8大会連続での優勝を果たし、来年に開催が予定されている世界U19女子選手権大会への出場権を獲得している。

 

<15日早朝に空港に到着した選手やスタッフは、笑顔で凱旋>

 

 キャプテンを務めた笠井季璃(旭川実高〔北海道〕2年)は金メダルと優勝トロフィーを手に、「私自身初めての国際大会で、楽しむことを意識して臨みました。チームとしても、8連覇がかかっていたので予選ラウンドから圧倒的な力を見せることを目指していましたし、決勝でも必ず優勝すると誓って戦いました。優勝できてうれしいです」と笑顔で語った。

 

 大会では予選ラウンドから準決勝まで失セット0で勝ち上がったが、中国との決勝では2セットを先取される苦しい展開に。第3セットも大きくリードを奪われながら逆転に成功し、頂点にたどり着いた。

 

<MVPとベストアウトサイドヒッターに選ばれた大森>

 

 チームのポイントゲッターとして活躍した大森咲愛(金蘭会高〔大阪〕1年)は決勝でも笠井と並ぶ23得点をマークしたものの、「中国のブロックは高くて、枚数がそろっていました。自分自身のプレーはできていなかったことを感じた試合でした」と悔しさをにじませた。それでも大会のMVPとベストアウトサイドヒッターに選出され、「(MVPを)いただいたからには、それにふさわしい選手になって、またここに戻ってきたいです」とさらなる成長を誓った。

 

 女子U18日本代表の実質的な活動は、2019年9月の第16回女子U18(ユース)世界選手権大会以来のこと。2020年からはコロナ禍のため合宿が実施できず、大会も中止となっていた。今回のチームは今年3月に入り、ようやく第1回の合宿を実施。2度目の合宿を4月下旬にはさみ大会本番に臨んだとあって、短期間でのチームづくりが求められたが、一丸となって金メダルと大きな経験値を手にした。

 

<短期間で大きく成長した女子U18日本代表>

 

(取材・写真/坂口功将〔編集部〕)

 

▼出場選手一覧▼

アジアU18(ユース)女子選手権大会出場選手12人が決定

▼決勝の模様▼

日本が大会8連覇 MVPに大森 アジアU18(ユース)女子選手権

 

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