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髙橋藍の解体新書【前編】 髙橋藍 勇気と信念で【プレイバック】

  • 日本代表
  • 2022.07.05

 

 

在籍する日本体大は

「競技に専念しやすい」

 振り返れば、2020年の年明けはまだ東山高(京都)のエースとして、全国大会を戦っていた。4月から日本体大での学生生活をスタートさせ、短期間の代表合宿を挟んで、昨年末には全日本インカレで準優勝に貢献。今年に入ると、早々から代表合宿へと臨んだ。

 

 その間も大学のチームメイトたちとは連絡を取り合っていた。だが、半年という期間を経て再び顔を合わせるにあたっては「多少は緊張しました。たぶん1年生のときなら、けっこう大変だったと思いますが、2年目だったので。やっと帰ってきたな、と温かく迎えてくれました」と髙橋。2月下旬、大学2年目のシーズンがようやく始まったといってもいい。

 

 

 その日本体大は言わずと知れた名門校だ。これまでにも幾多の名選手を輩出し、今夏のオリンピックでも山本智大(堺ブレイザーズ)、高梨健太(ウルフドッグス名古屋)ら卒業生たちがプレーしている。

 

 大学について、髙橋は第一に「環境のよさ」を挙げた。

 

  「自分以外にも柔道の阿部詩選手やボクシングの入江聖奈選手など他競技でオリンピックを戦った方々がたくさんいて、トレーニングの環境も整っています。自分が心身ともに成長するために最適だと思いますし、何よりスポーツに専念しやすいです」

 

 男子バレーボール部で指導を仰ぐ山本健之監督も現役時代(元JT)はディフェンスで名を馳せた名選手であり、髙橋はディグについて「無駄な動きをなくすように」アドバイスを受けたという。体重移動の意識や重心のかけ方を見直したことで、「まだボールが上がらなくても、相手のスパイクに触る場面も多かったので、(監督の指導が)生きていると思いました」と手応えを語る。

 

 「大学でできることはたくさんあると思うんです。レベルの高い中でプレーすることはとても成長につながると感じていますし、トレーニングに注力して時間を費やせるので、体づくりの面でも大きいです。大学で体を鍛えて日本代表での活動に励みたいですし、もちろん代表で学んだことを大学でも生かしたいです」

 

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