<「ここからが勝負」と言葉に力を込めた石川>
男子日本代表が7月13日(水)にイタリアへ向けて出国した。現地7月20日(水)にボローニャ(イタリア)での開幕を控えるネーションズリーグ2022ファイナルラウンドに先駆け、現地で事前にトレーニングを行う予定。
日本は予選ラウンド全12試合を戦い、9勝3敗の全体5位(16チーム中)の成績をあげ、初のファイナルラウンド進出を果たした。トーナメント形式で行われるファイナルラウンドの初戦、準々決勝では東京オリンピック金メダルのフランス(予選ラウンドは9勝3敗の4位 ※勝ち点差で日本の上位に)と対戦する。
出国に際して日本代表の面々がインタビューに応じ、強い意気込みを語った。
石川祐希「(試合までの)残り期間でしっかりと準備して、臨みたいと思います。フランスはトーナメント戦に強く、大一番で力を発揮してくる印象です。そのイメージを持ちながら、自分たちはどんな状況でも相手ペースにならないように戦いたい。今は高揚感も緊張感もなく、やってきたことを出すだけ、という思いです。
現時点の最大の目標は、ファイナルラウンドの準々決勝で勝つこと。ベストパフォーマンスで、フランス相手に勝ちきりたいです」
西田有志「フランスは型にはまらないスタイルで、そのうえで強いチームです。僕たちもそうなりたい、と僕自身は思っていますし、いい見本でもあると思うので、その相手にしっかりと勝ちにいきたい。どんな試合展開になるかはわかりませんが、相手のいいバレーボールに負けないように、僕たちも頑張りたいです」
関田誠大「フランスは当然強い相手ですが、対戦するのが非常に楽しみですし、自分たちの力を証明できるチャンスだと感じています。ファイナルラウンド自体も含めて、なかなか経験できることではないので、雰囲気なども味わいながら、日本のバレーボールを見せつけられるように頑張ります」
山本智大「フランスはオリンピックも優勝しましたし、ミスが少なくて素晴らしいチームです。その相手に対して、僕たちも100%の力を出せれば、やれることはあると思うので。一人一人が自分の役割をまっとうして戦いたいと思います。まずはしっかりと自分たちのやるべきプレーをして、そしてバレーボールを楽しみたいです」
<意気揚々と日本を発った(左から)山本智大、小川智大、髙橋藍、大塚達宣>
(取材・写真/坂口功将〔編集部〕)
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