もう一つの男子日本代表 “日本のバレーが変わった” 薩摩川内合宿レポート6
- 日本代表
- 2022.07.21
笑顔がキラリ
男子日本代表Bチームは6月27日(月)から7月8日(金)まで、鹿児島県薩摩川内市のサンアリーナせんだいにて強化合宿を行った。6月上旬から行われた味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC・東京都北区)での合宿に続くもので、本年度男子代表登録メンバーと「2022AVCカップ男子」日本代表候補選手の中から計17名が参加。期間中、チームはネーションズリーグ(VNL)大阪大会に向け合宿していた男子アルゼンチン代表と、練習試合を2試合行った。日本代表Bチームにとって最大のターゲットは、8月7日(日)からタイのナコンパトムで開催される「2022AVCカップ男子」。同大会の成績はFIVB世界ランキングにAVC大陸ランキングポイントとして反映されるため、優勝を目指して準備を進めている。
合宿終盤の選手、監督に合宿の成果や現在の心境などを聞きました。
「刺激を受け合って頑張りたい」深津旭弘
――チームの雰囲気はいかがですか?
年齢の幅が、僕もいて(34歳)けっこう広いですけれど、だいぶコミュニケーションがとれてきました。真保監督のもと、いい練習ができているんじゃないかなと思います。
――深津さん、大竹さんがチームを引っ張っています
僕もそんなに代表の経験があるわけではないですが、若い子たちに刺激を受けながら、いいチームをつくっていければいいかなと思っています。
――若い選手も多いです
今の若い選手は高い力量を持っていて、あとはそれをどう発揮できるかの部分が大きい。その手助けをしたいと思うし、力になれたらいいなと。
――ご自身の調子はいかがですか?
僕自身は別にあんまり(笑) 相変わらずといった感じですけど。アタッカー頼みでやっています、申し訳ないトスばっかりで。コミュニケーションをとって、若い子に助けられながら、楽しんでやっています。
――7月末の沖縄での紅白戦、8月の2022AVCカップまで長丁場です
合宿は一度解散して、また東京、沖縄で合宿です。代表はこういうところなので、リフレッシュするときはして、やるときはやる、とメリハリをつけてやっています。
――2022AVCカップでは優勝を目指して
そうですね。その目標のためにやっていますので。いい準備をして入りたいな、と思います。
――深津三兄弟の存在感が光ります
(星城高校の恩師)竹内(裕幸)先生からは「いつまでやるんだ、いいかげんやめろ」と言われるんですけど(笑) 自分が何かできるかぎり、頑張ります。
――ファンの皆さんにメッセージを
こちらBチームの若い選手も頑張っています。ここで結果を出して、ステップアップになればいいと思っていますし、そういう姿をぜひ見ていただけたら。トップチームとの選手の入れ替えなど、難しい部分もあるなかで、ここでどうにかチャンスを生かす、いいプレーをしてものにする、というのが大事。僕もここではここの役割で、頑張りたい。若い子よりも元気を出して、彼らの刺激になれたらいいなと思います。
ご自身のSNSで合宿地のPRを多数投稿、「職員の皆さんによくしていただいてきたので」と、義理堅い深津選手です。「町の様子も含めて、こちらBチームも頑張っていますよ、と伝えられたら」とのことでした。