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春高2025

もう一つの男子日本代表 “日本のバレーが変わった” 薩摩川内合宿レポート6

  • 日本代表
  • 2022.07.21

左からエバデダン、大竹選手

 

「日本のバレーにプラスの力を」大竹壱青

――チームの調子、自身の調子は?

 チームとしては、アルゼンチンと練習試合をして、1、2試合目とも、接戦で勝てなかったセットも多かったですが、内容としてはとてもよかった。練習のときのムダが僕も含めまだ全員ありますが、試合になると全員調子も上がりますし、力のある人たちなので。6月と今回の合宿を経て、いいチームに仕上がってきているんじゃないかなと思います。僕自身、いろいろなことに挑戦してみて、6月からやってきたことが少しずつ身についてきていますし、修正しながら完成度を上げられたらというところですね。

 

――代表歴も長いです

 ずっと選ばれてはいましたが、結局は東京2020オリンピックも出られませんでしたし、大きな大会に出ていたわけではないので、おごることなく、こちらで全力を尽くすという気持ちでやっています。若手も多いですが、いい意味で彼らにいじられたりもしながら(笑) 何も気にすることなく、楽しくやっています。

 

――所属先でもコンスタントに結果を出してきました

 まだまだなところもありますが、年齢も上がってきたので、代表でも所属チームでもいろいろと変えていかなければいけない、と思うところはあります。チームでもそこが課題かなと。

 

――2022AVCカップでは結果が求められます

 今のバレーの基本は、主流がサーブで攻める、攻めきったチームが勝つというのが一つのパターンなので、そこを大事にしたい。日本のよさといえばやはり、ディフェンスです。どんどんつないで、相手のミスを誘う、そこから自分たちのブレイクを取るというケースを増やしていければ、いいバレーもできるし、数多く勝てると思います。

 

――トップチームもVNLで結果が出ています

 今日本が目指すバレー、本来やらなきゃいけなかったバレーをAチームが表現していて、それを見て「バレーボールって楽しい」と思える人がどんどん増えていってくれたらいちばんありがたいですよね。やはり、あの形がいちばんいいんじゃないかな。バレーをやっている身としてもおもしろいと思って見ています。

 

 

――練習試合ではサーブがさえていました

 サーブはいちばんの個人技なので、そこでいかに勝負していけるか、質を上げられるかが大事です。周りからすれば、僕が点を取っているようには見えますが、まだまだサーブは成長段階だと思っています。

 

――チームの伸びしろは?

 能力が高く、ブロックもレシーブも引けを取らないと思うので、まだまだ積み上げて、いい状態に完成度を上げられると思います。

 

――ファンへのメッセージをお願いします

 いつも応援ありがとうございます。これからも日本のバレーをもっとおもしろく、いろんな方に見てもらえる機会を増やしたいですね。日本のバレーっておもしろいな、楽しいな、やってみたいなと、プラスの気持ちで見てもらえて、プレーしてもらえる機会を増やせるように、僕自身、精いっぱい頑張って結果も残しながら、しっかりチームの勝利を目指して頑張っていきたいなと思います。応援よろしくお願いします!

 

【次ページ】真保綱一郎監督が合宿の目的を語る

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