パナソニック 仲本賢優が沖縄凱旋へ。県勢男子初の五輪出場を目指し、つながる20年来の思い
- SV男子
- 2022.07.22
<県の名門・西原高のキャプテンとして全国の舞台に立った高校時代。④が仲本>
日の丸をつけた姿を、地元で
ポジションは2人ともアウトサイドヒッター。そしてプレースタイルも、守備で貢献する点が共通する。現役当時、アジア競技大会を前に徳元氏は、サーブレシーブを課題に挙げつつも「レシーブで貢献します」との意気込み。仲本も中学時代からアタックだけでなく、オールラウンダーとしてレシーブの技術を磨いてきた。そこに、縁を超えたつながりを感じられずにいられない。
20年に一度、再び。そして、沖縄県勢の男子バレーボール選手としてまだ誰も到達していない領域を目指し、仲本は突き進む。その力強い姿を今夏、生まれ育った沖縄の地で披露する。
「地元の方々の目の前でプレーする機会もなかなかないと思いますし、こうして日本代表の一員であるチャンス自体も貴重なので。長い間、自分を育ててくれた場所でプレーすることがあれば、恩返しの気持ちでコートに立ちたいです。自分はここまでできるようになったんだよ、というものを、日の丸をつけて表現できればと思います」
(取材・文/坂口功将〔編集部〕)
<AVCカップに向けた強化合宿では真保綱一郎監督(東京GB)から「ディフェンスで貢献してほしい」と伝えられたという(写真は昨年末の天皇杯)>
◇紅白戦に向けて聞いてみました♪◇
Q.沖縄でオススメの楽しみかたは?
A.夜の海でたそがれるのも、いい時間です
仲本「沖縄といえば海や自然を想像される方も多いと思いますが、個人的に海は昼ではなくて、夜のほうが好きなんです。実家が海から近いということもあって、よくランニングで海に行っていました。そのときに、夜は暗くて何も見えないんですけど、逆に波の音とかがよく聴こえて。海辺の階段に座って、ずっと波の音を聴いて、バレーやいろいろなことに思いを巡らせていました。リフレッシュもできましたし、心が落ち着くので、夜の海でたそがれる時間は好きです」
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