バレーボールのイタリア・セリエAが2022/23シーズンのスケジュールを発表した。男子日本代表の石川祐希が所属するミラノは、現地10月2日にチステルナと開幕戦(前半第1節)を戦う。なお、昨季に続いて髙橋藍(日本体大3年)が登録メンバーに名前を連ねるパドヴァの初戦の相手は過去12度のリーグ優勝を誇る名門モデナ。
<今季も世界最高峰のゲームが繰り広げられる(写真はミラノのホームアリーナ、アリアンツ・クラウド/Photo:legavolley.it)>
石川がプロ1年目を過ごしたシエナも復帰
ミラノやパドヴァが参戦する最上位カテゴリーのスーペルリーガは、昨季から1チーム減って計12チームで今季は争われる。昨季の下位2チーム(ビーボ・ヴァレンティア、ラヴェンナ)がセリエA2(2部)に降格し、シエナが昇格を果たした。
シエナといえば、2018/19シーズンに石川がプロ1年目を過ごしたチーム。セリエA2では昨季レギュラーシーズン9位(13チーム中)の成績だったが、セリエA2を制したレッジョ・エミリアからタイトル(参戦権)を譲り受けるかたちで4季ぶりのスーペルリーガ昇格が決まった。ミラノとの今季最初の対戦は現地10月16日の前半第3節となっている。
大物の移籍も見られた今オフ
セリエAでは例年どおり今オフも移籍市場が活発で、昨季王者のルーベからはキャプテンのオスマニー・ユアントレーナ(イタリア)が退団したほか、エースのリカルド・ソウザ(ブラジル)やミドルブロッカーのロベルランディ・シモン(キューバ)がそろってピアチェンツァに移籍。顔ぶれが変わったことで、リーグはさらにハイレベルな混戦となりそうだ。
移籍情報のほかにも、リーグ屈指の強豪トレンティーノがチームのロゴマークを刷新するなどトピックもたくさん。現在は8月下旬に男子世界選手権を控えるなど代表期間真っ只中だが、早くもシーズンの到来が待ちきれない。
<昨季はレギュラーシーズン5位のミラノ(右)はさらなる飛躍を誓う(Photo:legavolley.it)>
【イタリア・セリエA:スーペルリーガ 2022/23シーズン参戦チーム】
ルーベ、ペルージャ、トレンティーノ、モデナ、ピアチェンツァ、モンツァ、チステルナ、ミラノ、ターラント、ヴェローナ、パドヴァ、シエナ
【ミラノ】
=登録選手一覧=
2 オスニエル・メルガレホ(キューバ) アウトサイドヒッター
5 フェデリコ・ボナッキ(イタリア) セッター
6 マルコ・ビテッリ(イタリア) ミドルブロッカー
8 アグスティン・ロセル(アルゼンチン) ミドルブロッカー
9 ジャン・パトリ(フランス) オポジット
11 マッテオ・ピアノ(イタリア) ミドルブロッカー
14 石川祐希(日本) アウトサイドヒッター
16 パオロ・ポッロ(イタリア) セッター
17 ルカ・コロンボ(イタリア) リベロ
18 ニコラ・ペザレージ(イタリア) リベロ
22 ミラド・エバディプール(イラン) アウトサイドヒッター
=22/23レギュラーシーズン対戦カード=
第1節(前半:10月2日 後半:12月18日)vs.チステルナ
第2節(前半:10月9日 後半:12月26日)vs.モンツァ
第3節(前半:10月16日 後半:23年1月8日)vs.シエナ
第4節(前半:10月23日 後半:23年1月15日)vs.モデナ
第5節(前半:10月30日 後半:23年1月22日)vs.ヴェローナ
第6節(前半:11月6日 後半:23年1月29日)vs.ペルージャ
第7節(前半:11月13日 後半:23年2月5日)vs.パドヴァ
第8節(前半:11月20日 後半:23年2月12日)vs.ピアチェンツァ
第9節(前半:11月27日 後半:23年2月19日)vs.トレンティーノ
第10節(前半:12月4日 後半:23年3月5日)vs.ルーベ
第11節(前半:12月11日 後半:23年3月12日)vs.ターラント
※日程は現地のもの(7月21日発表時点。今後変更の可能性あり)
*****
イタリア・セリエA 今オフの移籍情報をひとまとめ(注:編集時点)
『月刊バレーボール8月号』は好評発売中
お求めは【NBPオンラインショップ】まで→コチラ