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春高2025

昇陽がインターハイ大阪府予選に続き、近畿も初制覇 エース秦「インターハイでもっと暴れます」【近畿大会(男子)】

  • 学生
  • 2022.07.25

 

 公式戦では新チーム初黒星を喫した東山高は、あと一歩で頂点を逃した。相手のサーブとブロックの圧に押され、アウトサイドヒッターの花村知哉、オポジットの尾藤大輝にボールが集まる展開に。0-1で迎えた第2セットは5-10から尾藤のバックアタックや花村のスパイクで逆転したが、その後はなかなかブレイクできなかった。

 

 試合後には選手たちへゲキを飛ばした松永理生監督は「強いサーブをどれだけ抑えられるか、二段トスをどれだけ打てるか、という両方のポイントでやられました。課題をもう一度見直すきっかけになりました」と冷静に振り返った。キーマンとなる2年生エースの尾藤は「サイドアウトの場面で打ちきれなかったのが苦しい展開につながったと思います。自分は調子に波があるので、悪いときにどうやったら素早く修正できるかを意識して、インターハイでは日本一を取りたいです」と逆襲を誓った。

 

 インターハイ不出場校で唯一ベスト4に入ったのが洛南高(京都)。準決勝はインターハイ府予選準々決勝でストレート負けを喫したライバルの東山高と激突した。第1セットは硬さがあり、一度もリードを奪えなかったが、「1セット目で十分したから、もう緊張せんでええ」という細田哲也監督の声も受け、第2セットは躍動。エースの申哲淵、1年生でその対角を務める中上烈らが得点を重ね、試合を振り出しに戻した。

 

 フルセットの末に敗れたが、同監督は「1セット取れて、自分たちも『いける』という思いになれたのはかなりの収穫」と前を見た。勝負の秋に向け、申は「インターハイに出られなくてしんどい道のりになると思いますが、去年の東山はこの期間に成長してきました。自分たちも同じようになりたいです」と力強く語った。

 

 優勝した昇陽高に敗れた市立尼崎高(兵庫)も同じくベスト4に。森脇大翔キャプテンを軸に準決勝まで1セットも落とさず勝ち上がったが、準決勝はミスが出てなかなかリズムに乗り切れず。23年連続のインターハイ本戦の舞台へ、短期間で修正を図る。

 

試合結果

準決勝

東山 2(25-20,19-25,25-19)1 洛南

昇陽 2(25-23,25-19)0 市立尼崎

 

決勝

昇陽 2(25-22,25-22)0 東山

 

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