頂点に輝くのはどのチームか!?
令和4年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技(インターハイ2022)の3、4回戦が7月31日(日)に徳島で行われ、八王子実践(東京)、金蘭会(大阪)、古川学園(宮城)、下北沢成徳(東京)がベスト4に進出。8月1日(月)は準決勝、決勝が行われる。大一番に挑む、それぞれのチームの注目ポイントを紹介する
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■八王子実践
中学3年生時にはJOC杯(全国都道府県対抗中学大会)で最優秀選手賞にあたるJOC・JVAカップに選ばれ、高校でも1年生時からコートに立ってきたエースの瀧澤凜乃が今大会で覚醒。これまでなかなか殻を破れなかったが、貫井直輝監督が「涙が出るくらいです。八王子実践のエースだな、と思います」と語る活躍でチームを引っ張り、3回戦で就実(岡山)、準々決勝で東九州龍谷(大分)に勝利した。
183㎝の瀧澤以外にも高さのある選手がそろい、今大会はブロック力も発揮。まずは準決勝で八王子実践中3年生時の全日本中学校選手権大会決勝で敗れた金蘭会にリベンジし、38年ぶりの頂点へ突き進む。
■金蘭会
準々決勝では相手にセットを先取され、2セット目も競り合う展開だったが、パワフルな2年生スパイカーの上村杏菜を中心にセットを奪うと、3セット目は繁田香春、1年生の西村美波らも気迫を見せたプレーで逆転勝利。昨年敗れた準決勝の舞台に挑む。
德本歩未香キャプテンは、「相手は3年前のリベンジの気持ちが強くあるかと思いますが、私たちも昨年ここ(準決勝)で負けているので、目の前の一戦に集中して、攻めたいいバレーをしたいです」とコメント。8年ぶり2度目のインターハイ優勝に向けて、準決勝の壁を越えられるか。
■古川学園
圧倒的な高さから、相手ブロックをものともしないスパイクを打ち下ろすタピア・アロンドラと、高い機動力で速い攻撃をしかける阿部明音というタイプの違うミドルブロッカーを軸に、U20女子日本代表に選ばれた熊谷仁依奈キャプテンが華麗なトスワークを見せる古川学園。春高で準優勝、さくらバレーでは優勝しており、今大会も準決勝まで失セット0で、優勝候補筆頭だ。
熊谷キャプテンは、「目の前の一戦に集中し、やってきたことを発揮できればおのずと結果はついてきます」と落ち着いた表情。昨年のインターハイでは準々決勝で下北沢成徳(東京)に敗戦し、ベスト8で大会を終えた。夏のリベンジを果たすチャンスはすぐそこだ。
■下北沢成徳
昨年女王は予選グループ戦で東九州龍谷(大分)にストレート負けを喫したが、敗者復活戦を制して決勝トーナメントへ。谷島里咲、佐藤彩夏の両エースの力強いスパイクを軸に、準々決勝の誠英(山口)戦以外はセットを落とさず勝ち上がってきた。
コンビバレーが持ち味の古川学園(宮城)と戦う準決勝では、敗者復活戦で1セット5得点をマークした佐藤を中心に、いかにサーブで攻められるかが鍵。同校には今年の春高準決勝で敗れており、リベンジを果たして連覇を狙う。
8月1日の試合予定(準決勝、決勝)
準決勝
八王子実践ー金蘭会
古川学園ー下北沢成徳
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