インターハイ男子大会開幕 昨年度の大会を振り返る【月バレ2021年9月号・プレイバック】
- 高校生
- 2022.08.03
エースとして初の全国三冠への思いは届かず
男子3位 東福岡
川野史童
かわの・しどう/2年/身長199cm/最高到達点339cm/オポジット、ミドルブロッカー/木花中(宮崎)
願い続けた三冠への道は、準決勝で断たれた。#7川野史童にとって、ミドルブロッカーから転向し、エースとして臨んだ初めての全国大会。攻守の要である坪谷悠翔が7月中旬に右肩を痛め、万全ではない中で川野にトスが上がった。しかし、準決勝の鎮西戦では相手ブロックにワンタッチを取られる場面が目立ち、なかなか得点を奪えず。第1セットをジュースの末に落とし、第2セットに追いついたが、最後は再びジュースをものにできなかった。「(柳北)悠李さん(東亜大1年)がいたときは何もできない1年生のミドルブロッカーだったけど、今年はサイドのスパイカー。決めないといけない場面を決めきれず、悔しさしかありません」と声を振り絞った。
199cmの大型サウスポーで、広角に打てるスパイクが魅力の2年生。今後も東福岡の看板を背負う存在として、初めての試練となった。残る2つの全国大会に向け「エースとして全部決められるように」と誓った。