インターハイ男子大会開幕 昨年度の大会を振り返る【月バレ2021年9月号・プレイバック】
- 高校生
- 2022.08.03
大会ナンバーワンセッター 小柄なチームで日本一へ
男子3位 清風(大阪)
前田凌吾
まえだ・りょうご/3年/身長178㎝/最高到達点314㎝/セッター/蹉跎中(大阪)
リベロを除いたスタメンの平均身長は179.3cm。小柄な選手たちが、意気揚々とスパイクを打ち込む。その力を引き出したのが、司令塔の#1前田凌吾だ。堅実なレシーブでつながれたボールから、大胆かつていねいなトス回しを展開。コート幅をいっぱいに使ってコンビバレーを組み立てた。準決勝で高さのあるエースがそろう駿台学園に逆転負けを喫したが、完成度の高い攻撃は、今大会一と言ってもいいだろう。
中学時代に日の丸を背負い、将来は世界で戦うことが目標。「日本代表も世界のチームと比べたら小さい。だから今、清風で大きくて強いチームを倒すことは絶対に次のステージでも生きると思います。小さいからダメというわけではなく、小さくても日本一になれることを証明したいです」とチーム事情をプラスにとらえる。
今大会は優勝を逃したが、目指す場所は変わらない。「相手に嫌だと思われるチームをもう一度つくり直します。目標は日本一です」。そのトスワークにさらに磨きをかける。
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以上、昨年の月バレ9月号を振り返った。今年はどんな戦いが繰り広げられるだろうか。
四国インターハイ(男子大会)は、香川県の丸亀市民体育館(丸亀市)、善通寺市民体育館(善通寺市)、三豊市総合体育館(三豊市)で8月4日(木)に予選グループ戦の初戦と敗者復活戦が行われる。
今大会は男女ともに新型コロナウイルス感染拡大に伴い、保護者などの関係者のみが入場でき(人数制限あり)、一般観客は入場することができない。
月バレ.com特設サイト(https://www.getsuvolley.com/interhigh-2022)では四国インターハイ結果速報配信予定
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