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【四国インターハイ2022】東福岡が激闘を制して16強入り! フルセットの末、粘る愛知工大名電に勝利

 

互いに力を発揮したが、最後は東福岡が勝利を手繰り寄せる

 

8月5日、「令和4年度全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(インターハイ2022)」大会6日目男子2回戦、前回大会ベスト4で第4シードの東福岡(福岡)が愛知工大名電(愛知)と対戦。東福岡がフルセットの激闘を制し、3回戦進出を決めた。

 

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初得点は愛知工大名電、#9笹本穏がブロックを決める。東福岡は#3川野史童がライトから決めて、すぐにチーム初得点を奪うが、#9笹本、#8田中誠也が強烈アタックを決めていく愛知工大名電がわずかにリードを作る。

 

共にブロック、レシーブが特徴の両チーム。高い壁を攻略しながら、互いに点数を重ねていく。東福岡は6-8から#7先野玄馬がAクイックを決めると、#6田代理貴のサーブからブレークに成功。9-8とするが、愛知工大名電は#2原田昌のクイックなどで追いつくと11-11から3連続得点し、14-11とする。

 

愛知工大名電の15-14で迎えたポイントはロングラリーに。愛知工大名電#9笹本、東福岡#3川野と両エースが強烈アタックを打ち合うが、このポイントは#9笹本が決め切る。リードをキープする愛知工大名電が流れを掴んだかに見えたが、東福岡は#7先野のサーブからブレーク。19-19と同点に追いつく。

 

#2木下魁十、#5磯脇侑真のクイックなど、センター線を使って得点していく東福岡。1点差を追っていくと、22-23で愛知工大名電の攻撃をなんとか凌ぐと、#9葭原逢太が押し込んで23-23と同点に。しかし、ここで痛いサーブミスが出て23-24とセットポイントを握られてしまう。

 

ところが愛知工大名電は、あと1点が決めきれない。すると#3川野の連続得点で東福岡が逆にセットポイントを握る。このあとサイドアウトが続くと東福岡の29-28で、愛知工大名電は#3安田凰佑のクイックを使ったが、ボールはエンドラインをオーバー。東福岡が30-28で第1セットを奪取する。

 

第2セット、立ち上がりはサイドアウトが続く展開に。愛知工大名電は#9笹本、#8田中、#2原田が、東福岡は#9葭原、#7先野、#3川野が決めていく。どちらもなかなか連続得点が奪えなかったが、愛知工大名電は8-9から、エース#9笹本が3本連続で決めるなどで5連続得点し、13-9とする。

 

しかし、#7先野のブロックアウトで連続ブレークを切った東福岡は、#6田代のサービスエース、#2木下のクイックなどで点差を詰めて15-16と1点差に迫る。

 

セット終盤、愛知工大名電は、セッター#6藤井千丸が#9笹本にトスを上げ続け、エースは期待に応えて決めていく。23-19、あと2点でセット奪取というところで、東福岡が連続得点。終盤に逆転を許した第1セットが頭をよぎるシーンとなったが、北川祐介監督がここでタイムアウトを取る。ここで#9笹本が決めてセットポイントを迎えると、相手のミスで25-22。愛知工大名電が第2セットを奪って勝負の最終セットへ。

 

第3セット序盤は、この試合を象徴するかにのような拮抗した展開に。先にブレークしたのは愛知工大名電だったが、東福岡は着実にブレークしていき、6-4、8-5、10-6とサイドアウトのみが続く愛知工大名電を引き離していく。

 

巻き返したい愛知工大名電。しかし、この日2試合目、アタックを打ち続けている#9笹本のブロックに当たるシーンが増えてきて差を詰められず。8-13と5点差でコートチェンジとなる。

 

11-16から、愛知工大名電は#8田中、#9笹本で連続得点。ここで相手の流れを断つべく、東福岡・藤元聡一監督がタイムアウト。するとエース#3川野がライトからアタックを決定。逆にここから4連続得点して20-13とする。その後はサイドアウトが続く展開に。疲れの見える愛知工大名電#9笹本だが、強烈なバックアタックを決め、チームに火を付けようと奮闘。しかし、流れを手繰り寄せることはできず。東福岡は#3川野のライトアタックでマッチポイントを迎えると、最後も#3川野が決めて25-19。東福岡がセットカウント2-1で勝利した。

 

東福岡は明日の3回戦、佐賀学園(佐賀)をストレートで下して勝ち上がっている山形中央(山形)と対戦する。

 

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