火の鳥NIPPONが岡山で「ミズノバレーボールクリニック」を開催! キッズ38選手に石川真佑ら9選手が直接指導
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- 2022.08.19
日本代表スタッフ、9選手が小学生38名に指導
8月13日、ジップアリーナ岡山(岡山)にて、「ミズノバレーボールクリニック」を実施。12歳以下のバレーボールキッズ38名が、火の鳥NIPPONの選手たちと一緒にプレーし、直接教わるという夢のような経験をした。
「火の鳥NIPPON2022女子バレーボール世界選手権壮行試合日本代表紅白戦 ミズノマッチin岡山」が行われた当日。その舞台となるオレンジコートに集まったのは、小学校3〜6年生の38選手。
日本代表のスタッフ、代表選手がズラリと並んだこともあってか、最初は緊張した面持ちの子どもたちだったが、川北元コーチの指導の下、ストレッチ、仲間とのボール回し、“つま先” “肩” “鼻” “足元に置いたボール”など指示を出したものを触るコーディネーション・トレーニングとゲーム性にあふれるウォーミングアップをこなしていくと、徐々に笑顔が見られるように。憧れの選手から直接指導を受けたり、同じチームとなってプレーをしたりと、またとない経験をしていく中で、参加者たちの緊張もほぐれていくのがわかった。
体が温まったところで、オーバーハンドパスやアンダーハンドレシーブを行う練習へ。その中で「パスは親指と人差し指で作る三角形、前腕で作る三角形を意識してやってみましょう」とセッターの関菜々巳(東レアローズ)がパスのお手本を見せると、山岸あかね(埼玉上尾メディックス)、小島満菜美(NECレッドロケッツ)の両リベロは「腕を振らず、ヒジも曲げない。
下半身を使ってボールを上げる感じで」「ボールが足の真ん中に来るようにしようね」と説明し、デモンストレーションも披露。2手に分かれてのパスやレシーブのリレーを行うと、最後はアタック練習も行った。
そして最後の30分、サイン入りシャツを争ってのじゃんけん大会が行われると、子どもたちからの率直な質問に選手たちが答えるQ&Aへ。いくつかのやり取りを紹介しよう。
――身長が大きくなる方法を教えてください。
井上愛里沙(久光スプリングス)「小学生の頃は、よく縄跳びをして1年に10cmずつ伸びていました。実は牛乳が嫌いだったので、あまり飲んでいませんでしたけど、たくさん寝て、よくジャンプして伸びましたよ」
――どんなトレーニングをしていますか?
石川真佑(東レアローズ)「縄跳びや、体幹トレーニングをやっていましたよ」
――強いスパイクはどうやったらうまくレシーブできますか?
小島「外側に叩く、内側に叩くなど、相手のスパイカーがどういうボールを打つかを見てみましょう。あとスパイクを絶対に上げたいという気持ちが大事だと思います。レシーブを上げることが楽しいなと思いながらプレーしてみてください」
山岸「バレーボールはボールを落とさないようにする競技です。“とにかく拾いたい”という気持ちでやることで、どんなボールでも上がる可能性があるので、あきらめずにやってみましょう」
――試合前に緊張した場合はどうすればいいですか?
小川愛里奈(東レアローズ)「私も試合前は、緊張しています(笑) 選手仲間と話をしたりして、緊張をほぐすようにしていますよ」
山岸「緊張するのは悪くないことです。“楽しもう”という意識でやっていると自然と緊張がほぐれてきて、いいプレーができると思います」
クリニックの最後、マイクを持った眞鍋政義監督が「今日は、短い時間でしたけどどうでしたか? 楽しくプレーできましたか? もっと質問したかったよね!?」と子どもたちに語りかけると、「今日の最後は、私よりもふさわしい地元出身の小川愛里奈(東レアローズ)選手にあいさつをしてもらいたいと思います」と締めのあいさつを指名。小川は「今日は短い間でしたが、ありがとうございました。午後は紅白戦ですが、皆さんに楽しんでいただけるように頑張りますね。今の時期、岡山は桃やぶどうがおいしいと思うので、果物を食べてパワーをつけて頑張ってください(笑)」と笑顔で締めくくった。
<参加者インタビュー>
川建彩加さん
■かわたち・あやか/6年生
「3人ずつに分かれてアンダーでぐるぐる回る練習が楽しかったです。自分のチームではあまりやらない練習でした。私は(小川)愛里奈選手が大好きなので、初めて会うことができて、一緒にバレーができてうれしかったです」
藤森桜良さん
■ふじもり・さくら/6年生
「2手に分かれてレシーブ、トスで相手に返したやつと、ラリーをしたのがいちばん楽しかったです。石川真佑さんがいちばん好きな選手で、めちゃくちゃかっこよかったです。ボールをきれいに拾ってセッターに返すところが好きです」
橋本昊典くん
■はしもと・こうすけ/4年生
「ボールを突いての練習だったり、アンダーで上げてのリレーが楽しかったです。うまくできました。選手たちがアンダーとかオーバーの打ち方を教えてくれたので、練習で試してみたいと思います」
2022女子世界選手権壮行試合 日本代表紅白戦 ミズノマッチin 岡山 イベントレポート