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春高2025

火の鳥NIPPON紅白戦“ミズノマッチ” 「とても楽しかった」「迫力あるプレーで感動した」という来場者の声が続々

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  • 2022.08.31

 バレーボールをさまざまな角度から楽しめるイベントが盛りだくさんだった“ミズノマッチ”

 

「観戦に来られてよかった」「直接女子の試合を見て楽しかった」。火の鳥NIPPONのプレーを会場でたんのうした来場者たちの声である。

 

8月13、14日にはジップアリーナ岡山(岡山)で、8月20、21日にはヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路)にて、「2022女子バレーボール世界選手権壮行試合 日本代表紅白戦 ミズノマッチ」が開催。9月23日から10月15日までオランダ、ポーランドにて開催される世界選手権に向けて、強化を進める火の鳥NIPPONが日本のファンの前でプレーする姿を披露した。

 

 

“ミズノマッチ”と冠がついた日本代表紅白戦は今回初の試み。昨今の新型コロナウイルスの影響もあり、なかなか日本代表の試合が国内で行われず、女子代表を見る機会がなかったことから、長年女子日本代表のサポートを行っているミズノが冠となって実現された。今年5月末から行われた「FIVBバレーボールネーションズリーグ2022」で、女子は日本未開催、世界選手権もヨーロッパでの開催。今回の紅白戦がなかったら、国内で火の鳥NIPPONの姿を見るチャンスはほぼなかったことから、ファンにとってはまたとない機会となった。

 




“バレーボールを楽しんでもらいたい、楽しさを知ってもらいたい”というミズノの思いからスタートしたこの“ミズノマッチ”では、試合を楽しむだけにとどまらず、さまざまな角度からバレーボールを楽しめるイベントが行われた。

 

その一つが、「ミズノバレーボールクリニック」である。これは事前に応募した12歳以下のバレーボールキッズが、火の鳥NIPPONの選手たちと一緒にプレーし、直接一流の技術を教わる、という夢のようなイベント。実際に参加した子どもたちからは、「選手と一緒にバレーができてうれしかった」「楽しかった」「いい経験になった」といった声が多く聞かれ、かけがえのない貴重な体験となった。

 

 

さらに、このクリニックに参加した子どもたちの中から、始球式を務めるキッズが選ばれ、中学1年の藤原美空さんがその権利を獲得。実際の始球式では選手が構えるコートに見事サーブを決めて、会場を沸かせた。始球式のあと、藤原さんは「選手の前だったから緊張しました。ここ(ヴィクトリーナ・ウインク体育館)のコートは去年の兵庫県大会の決勝でプレーしたことがあったのですが、いつもやっている中学校の体育館も広くて、ちょっと打ちづらかったです。でも、1年後にまたこうして来られてよかった。いい経験になりました」と、少し照れながらもうれしそうに語ってくれた。




このほかにも、ミズノ史上最高の高反発ソール素材と自負する「ミズノエナジー(Mizuno Enerzy)」をPRするブースを設け、弊誌とともに“月バレの表紙になろう”という企画も展開。「ミズノエナジー」とは、総合スポーツ用品メーカーとして培ってきた「反発性」に関する知見を結集した新素材で、柔らかさによって溜めた接地時のエネルギーを、ロスが少ない状態で反発させる、というもの。今回「ミズノエナジー」のブースでは、バレーボールファンの方が試し履きして垂直跳びにチャレンジしたり、ミズノエナジー素材の上でジャンプをしてその衝撃吸収性・反発性を確かめている姿が多く見られた。







また、多くの人たちで賑わいを見せていたのが、“月バレの表紙になろう”というフォトイベント。「ミズノエナジー」のパネルの前で撮影した画像を『月刊バレーボール』の表紙のように加工してプレゼントする、というもので、今回だけの特別な“写真”ということもあり、家族や友達どうしなどで撮影する人が多かった。

親子で観戦に来ていた森野知江さん・功志さんはフォトイベントに参加し、「息子が古賀紗理那選手が好きで、東京から来ました。この表紙画像いいですよね! さっそくダウンロードして、すぐ家族に送りました。とてもいい思い出になりました」(知江さん)、「バレーボール仲間に送ったら、うらやましがられました(笑)」(功志さん)と、観戦の記念になったことを

喜んでいた。


 

 



 もちろんジュニア世代や競技者だけでなく、誰にでもバレーボールを楽しんでもらえるようにと、今回の「ミズノマッチ」では女子日本代表選手サイン入りTシャツの抽選なども行われた。

 

 

 そして、メインイベントである紅白戦は選手にとって“世界選手権の選考”を兼ねているだけに、どの選手も最高のパフォーマンスをアピールしながら魅力あふれるプレーをファンに披露。試合後、ふだん小学生のチームでプレーしているというキッズたちからは、「みんな全力でやっていて、その楽しさが伝わってきた。すごくおもしろかった」(天野喬太くん)、「すごい迫力で、選手たちは楽しそうにやっていて、自分もコートに立ちたいと思いました」(天野未悠さん)、「点差が少ない戦いで、自分では考えられないようなプレーがいっぱいあって、自分もあんなプレーがしたいと思った」(小宮瑛太くん)と興奮した様子が伝わってきた。また、キッズたちの親御さんからも、「日本代表の試合を初めて見たので興奮しました。この日を心待ちにしていたので、生で見られてよかったです」(天野恵さん)、「初めてバレーを見ましたが、こんなに近くで見られるとは思っていませんでした。迫力があって想像以上に楽しめました」(小宮陽子さん)という声が聞かれ、大満足だったとのこと。

 

 地元・兵庫出身の宮部藍梨(ヴィクトリーナ姫路)が大好きで試合を見に来たという小学3年生のバレーボールキッズ、片柳愛実さんは「試合はおもしろかったです。藍梨選手のスパイクがかっこよかった」とうれしそうにコメント。愛実さんの父・直也さんが「娘がバレーを始めたのは、兵庫出身の藍梨選手がきっかけ。本人は“自分もバレーを頑張っていれば、藍梨選手のようにいつかここに立てるかも”と言っていました」と話すように、今回の試合観戦はバレーボールを頑張るキッズたちに夢を与える機会にもなったようだ。


 

 また、会場にはバレーファンの友達に誘われて初めてバレーの試合を見た、という人も。バレーファンの友達、大学生の玖弥(くみ)さんに誘われて一緒に見に来たという羽未(うい)さんは、「バレーの試合を見ること自体が初めてでしたが、スパイクの速さや鋭さなど想像以上にすごかったです! 感動しました!」と話し、バレーボールのおもしろさや魅力を十分に感じていた様子。もともとファンだったという玖弥さんは「めちゃめちゃおもしろかったです。Vリーグの試合は見たことがありましたが、代表の試合は初めてだったので、生で見られてうれしかった」と、試合を楽しめたという。

 

 このように、バレーボールファンや競技を楽しんでいる人だけに限らず、バレーボールをよく知らない人にバレーを知ってもらう機会にもなった今回の“ミズノマッチ”。“バレーボールに興味をもってもらいたい”“バレーボールを見て楽しんでもらいたい”というミズノの思いは、今回会場に駆けつけた多くの人たちに届いているはずだ。

 

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