令和4(2022)年度 第27回夏季都立高等学校男子選手権大会の最終日が8月21日(日)に田無高(東京)で行われ、足立新田高が連覇を飾った。その決勝の模様をお届けする(文・写真提供/東京都立高等学校男子選手権大会総務事務局)
【画像】堤 怜太、武居彪馬、竹原康輝優秀選手の写真・深沢高、淵江高の集合写真
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コロナ禍により3年ぶりの開催となった今大会。参加94校のうち12校が棄権という状況だったが、熱戦が繰り広げられた。準決勝に駒を進めた4校のうち、唯一の1、2年生チームが前回優勝の足立新田高。杉並工高を退け、決勝は淵江高に勝利した深沢高と対戦した。
足立新田高は第1セット、ライトから齊藤樹、中央から岩野竜也、レフトから坂本龍海のスパイクでたたみ掛ける。深沢高のミスも重なって大きくリードを広げ、このセットを奪った。
第2セット、堤怜太キャプテンがチームを鼓舞し続けると、深沢高の攻撃が機能。15-22と大きく点差をつけられた。フルセットの予感が漂ったが、足立新田高は秋山諒のサービスエースで流れを引き寄せると、相手のミスもあり5連続得点。23点目を奪われるも、金海凛之介のサーブで深沢高の攻撃をレフトに絞ると、そこを齊藤樹が連続ブロック。最後もブロックで相手のミスを誘発し、大逆転で連続優勝を果たした。
最優秀選手賞
齋藤 樹(足立新田)
齋藤 樹(さいとう・いつき/足立新田高)
「新チームのエースとして、混戦のなか勝ててよかったです。春高予選に向けて強くなって結果を出せるように頑張りたいです」
優勝監督賞
益永泰裕監督(足立新田)
益永泰裕(ますなが・やすひろ/足立新田高)
「1、2年生の新チームなので、まだまだ簡単なミスが多かったです。いいかたちで第1セットを取れたのにもかかわらず、第2セットはレシーブ面で崩れて追う展開になってしまったので、それが今後の課題だと感じています。
大会が開催されたこと、会場校や関係者の方々が朝早くからご尽力いただいたことに大変感謝しております。公立高校の選手のためにこのような機会を少しでも多く設けられるように協力し、春高予選、来年度の関東予選につなげていきたいと思います。ありがとうございました」
優秀選手コメント
堤 怜太(つつみ・れいた/深沢高)
「キャプテンとして勝ちたかったですが、力及ばず負けてしまいました。次の都立校大会は後輩に頑張ってもらいたいです」
武居彪馬(たけい・しょうま/杉並工高)
「最後まで楽しくプレーすることができました。個人賞を受賞することができてとてもうれしいです」
竹原康輝(たけはら・よしき/淵江高)
「中学時代はベスト4に入賞しても優秀選手に選ばれませんでしたが、高校生として新チームで結果と個人賞が取れてうれしいです。これからもバレーボールをしっかりやっていきたいです」
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