【Photo:FIVB】
切り替えて次戦の勝利を目指す選手たち
2022女子世界選手権、日本(FIVBランキング7位)は、9月28日(水)に第1次ラウンド第3戦で中国(同4位)に対して粘りを見せたものの、ストレートで敗れた。日本バレーボール協会(JVA)はSNSで3選手の試合後のコメント動画を公開。第3セット、相手のマッチポイントでサービスエースを奪った石川真佑は「途中からの出場で、どういう状況でもしっかり自分のやるべきことを出そうという気持ちで試合に入った」と振り返っている。
【動画】石川真佑、井上愛里沙、横田真未の中国戦後のインタビュー動画をチェック
アジアのライバル中国に対して第1セット、リードを奪われる展開になったが、終盤に集中力を高めて追いつきジュースに。しかし、このセットを取りきることはできなかった。そのあと、途中出場の山田二千華や石川らの活躍もあって、第3セットでもジュースに持ち込んだものの、ストレートでの敗戦となった。
チームトップの19ポイントと得点源として活躍した井上愛里沙は、「1セット目を取りきれなかったことで相手のペースにさせてしまった。3セット目の後半で途中から入ってきた選手がすごく頑張ってくれたが、最後に自分が決めきることができなくて負けてしまった」と悔やんだ。
第1次ラウンドで初めて敗れた日本は続く4戦目、9月30日(金)日本時間21:15からブラジル(同2位)と対戦する。ブラジルは東京2020オリンピックで銀メダルと結果を残しており、もちろん今大会の優勝候補でもある。
「しっかりサーブで崩して、相手になるべくいい展開でブレークさせないことが鍵になってくると思います。決めたいときにしっかり決まらないと自分たちのリズムも出てこないので、もう一回見直してやっていきたいと思います」と井上が次戦に向けて語ると、中国戦で9得点をあげた横田真未も「自分たちが武器にしているサーブで崩して、いい展開をスタートから作っていけるように、勝ちを意識していきたいと思います」と、ともにサーブがブラジル攻略の鍵だと語っている。
第3セット途中で負傷したキャプテン古賀紗理那が、次戦に出場できるかは現状ではわからない。「(次戦は)どういう状況でも自分がしっかりチームに貢献できるよう、自分のパフォーマンスを思いきって出していきたいですし、チーム全員で、次の試合を勝ちにいきたいと思います」と石川が語っているように、各選手が自身のパフォーマンスを発揮することを期待したい。
※記事内のFIVBランキングは日本時間9月29日12:45更新のもの
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