Vリーグ機構と株式会社パソナは会見を行い、Vリーグ選手のキャリア支援を目的としたパートナーシップ協定を締結することを10月6日(木)に発表した。
株式会社パソナは人材派遣や人材育成、キャリア支援を行う企業で、アスリートの競技生活と仕事の両立や、引退後のセカンドキャリアの支援も行っている。全国のクラブチームとパートナーシップを締結しているが、Vリーグのような団体との締結は初。
Vリーグ代表理事会長の國分裕之氏が、「Vリーグの各選手、スタッフの中には、将来のキャリアについて不安を持っている者も少なくない。今回の提携により、キャリアの構築支援を活用させてもらい、より競技生活を充実させられる環境が整理できる」と話し、株式会社パソナ代表取締役社長の中尾慎太郎氏は「現役、引退したアスリートだけでなく、体育会の学生、またスポーツに関わりのあるすべての方の対応支援を行ってきた。キャリア支援だけでなく地域貢献も含めて、Vリーグと一緒に行っていきたい」と決意を表した。
今回の締結の目的は「アスリートのキャリア形成と地域に根ざした社会貢献活動」の実現で、そのために協定に盛り込まれた以下の4つの内容が株式会社パソナ専務執行役員の杉山武志氏によって説明された(詳細はこちらを参照)。
①選手向けビジネススキル・キャリアデザイン研修等の実施
②就労支援の実施
③スポーツ等を通じた社会貢献活動の企画・運営
④アスリートのキャリア構築に向けた研修プログラムの共同開発
最後に元・日本代表、Vリーガーで現在は株式会社ミズノでセカンドキャリアを送る横山雅美さんが、キャリア構築における難しさや課題を自身の体験談を交えて話し、今回のパートナーシップ協定の意義を語った。
大山加奈さんがヴィアティン三重(女子)のエグゼクティブアドバイザーに就任