バレーボールの女子日本代表が2022年世界選手権を戦い終え、10月13日(木)に帰国した。選手の所属先によって帰国便は分散され、この日はキャプテンの古賀紗理那や島村春世(ともにNECレッドロケッツ)らが成田空港(千葉)に到着し、姿を見せた。
世界選手権では目標であった第3次ラウンド進出を果たし、そのトーナメント初戦(準々決勝)ではブラジルとフルセットの激闘(結果は2-3で敗北)を繰り広げた女子日本代表。ベスト8の成績を収めた大会を振り返り、「試合を通して、チームとして成長できた」と古賀キャプテン。「オフェンス面では速いバックアタックが武器の一つになりましたし、ディフェンス力も上がってきていると感じました」と、手応えを持ち帰ってきた様子だった。
また、第3次ラウンドのブラジル戦では両チーム通して最多7本のブロックポイントをマークした山田二千華(NEC)は、「あそこ(ブラジルに2セット先取)までいったからこそ勝ちきりたかった」と悔しさを口にすると同時に「今大会でここまでこられたのは自分たちの実力でもあると思うので、それを信じながら、来年はもっともっと強くなって帰ってきたい」と力強くコメントした。
今年度の代表活動はこれで一区切りがつき、10月下旬からは国内のVリーグが開幕、選手たちはそれぞれの所属先での戦いに臨むことになる。そうして来年は、2024年のパリオリンピックに向けた予選が待ち構える。古賀キャプテンは「予選が大事になってくるので、成長して、また集合したい」と言葉に力を込めた。
(取材/坂口功将〔編集部〕)
女子日本代表 オランダにストレート勝利 第3次Rではブラジルと対戦