サイトアイコン 月バレ.com【月刊バレーボール】

全国中学選抜強化第一次合宿を実施 最高到達点340㎝超えの逸材も参加

 

 

 

 公益財団法人日本中学校体育連盟バレーボール競技部は、令和4年度全国中学選抜強化第一次合宿を10月13日(木)~16日(日)にオガール(岩手)で実施した。毎年、育成強化事業として設けられている全国中学選抜の合宿だが、近年はコロナ禍で中止が続いており、約2年ぶりに男女そろっての開催が実現した。

 

【画像】全国中学選抜強化第一次合宿その他フォトギャラリー(15枚)

 

滋賀の2年生、草野烈が最高到達点340㎝超えを記録

 

 合宿には男女それぞれ30名が参加。初日は体力測定が行われ、男子では2年生の草野烈(浅井中〔滋賀〕2年)が最高到達点342㎝をマークし、スタッフを驚かせた。ほかにも今夏に秋田で行われた全日本中学校選手権大会(以下、秋田全中)に出場した能美偉時(南越中〔福井〕3年)や岩田怜緯(中之口中〔新潟〕2年)、同大会で優勝した浜松修学舎中(静岡)からは3年生セッターの若杉宙らが名前を連ねた。

また、Vリーグのジュニアチームに所属していた面々の姿もあり、STINGSジュニアの柏﨑祐毅(篠目中〔愛知〕3年)やWOLFDOGS名古屋U14からは石田瑛城(大高中〔愛知〕3年)や竹川翔太(応時中〔愛知〕3年)がアピールした。

 

 

強化委員長の三石雅幸先生も「340㎝を超えた中学生は見たことがない」と目を細めた草野

 

アジアユース経験者の馬場柚希が参加者たちに刺激を与える

 

 女子も同様に秋田全中に出場した選手たちの名前が並び、最高到達点で参加選手中トップの294㎝を記録した荻野明花(北沢中〔東京〕3年)や、同大会で優勝に輝き優秀選手にも選出された泉谷美乃莉(金蘭会中〔大阪〕3年)、同準優勝の奥本真央(大阪国際中〔大阪〕2年)や同ベスト4の比留間美晴(就実中〔岡山〕3年)らがずらり。また、今年6月の第14回アジアU18(ユース)選手権大会に唯一の中学生として参加し、優勝を味わった馬場柚希(安倉中〔兵庫〕3年)は、その経験を周りの参加者たちに伝える姿も見られた。

 今回の合宿と、年末に予定されているJOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学大会を経て選考は行われ、令和4年度全国中学選抜の男女各12名が決定。その面々は来年2月に予定されている海外遠征に日の丸をつけて臨むことになる。

 

 

女子U18日本代表での経験を経て、意欲的に取り組む姿勢が見られた馬場

 

(取材・写真/坂口功将〔編集部〕)

 

【関連記事】

中学生は代替わり。「むさしの国中学大会」で東村山市の男女新チームが優勝飾る

 

大森二中男子バレーボール部が湘南で取り戻した「好き」の心。コロナ禍を乗り越えて

 

日本が大会8連覇 MVPに大森 アジアU18(ユース)女子選手権

 

【次ページ】全国中学選抜強化第一次合宿その他フォトギャラリー(15枚)

 

 

 

 

モバイルバージョンを終了