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男子は東北、女子は古川学園が出場権獲得【春高2023宮城県予選】

東北

 

 

 第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高)の宮城県予選男女最終日がセキスイハイムスーパーアリーナ(宮城県)で10月29日(土)に行われ、男子は東北、女子は古川学園が優勝し本戦出場を決めた。東北は3年ぶり31回目、古川学園は18年連続43回目の出場となる。

 

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 男子決勝は東北と仙台商による県2強の対決。直近2大会連続で決勝敗退を喫している東北の3年生たちは思いの強さが緊張感につながったか、試合開始から3連続失点という苦い立ち上がり。それでも小山暖人キャプテンが積極的にコート上で声を出して、徐々に雰囲気を盛り返していく。エースの安食浩士を中心に攻撃を展開する一方、第2セット終盤では連続ブロックシャットを含む5連続得点をあげるなど、勢いをものにする。

 

第3セット開始時からは1年生セッターの瀬川桜輝や、2年生で身長192㎝の長身ミドルブロッカー坂本アンディ世凪らを送り込みながらも、相手を寄せつけず。マッチポイントから最後は安食が決めきり、ストレート勝利で春高の切符をつかんだ。安食は「悔しい思いをしている分、うれしかったです。自分たち3年生にとって最初で最後の春高では日本一を目指して頑張りたい」と強く意気込みを語った。

 

 一方、3年連続の春高出場を逃した仙台商だったが、この試合では千葉颯大や相澤湖太郎、廣井太一ら2年生たちがコートに立った。この悔しさを胸に、次のシーズンへ一歩を踏み出す。

 

■男子決勝結果

東北 3-0 仙台商

(25-20, 25-20, 25-19)

 

優勝 東北

準優勝 仙台商

 

 

男子優勝の東北

 

 女子決勝は古川学園が3年連続で利府の挑戦をはねのけた。試合開始からタピア・アロンドラがアタックにブロックに、と得点を重ね6-0と大量リードを奪うと、その後も横綱相撲を展開。セッター熊谷仁衣奈がタピアだけでなく、決定力の高さが光る阿部明音、サウスポーの南舘絢華を絡めるなど幅広い攻撃を組み立てる。第2セットこそ競り合う場面が見られたが、第3セットでは7連続得点をあげるなど終わってみれば完勝。国体に続く高校二冠へ、弾みをつける勝利となった。

 

 準々決勝での負傷が心配された熊谷だったが、その影響を微塵も感じさせない気迫あふれるプレーを披露。「一人一人が『決めてやる』という気持ちを出して戦っていました。最後、笑って終われるように頑張ります」と言葉に力を込めた。

 

 その絶対女王の分厚い壁にはね返された利府だったが、コート上では全員が気持ちを押し出して最後まで戦った。中でも佐藤莉穂や冨里愛華ら3年生が要所で得点。試合後、応援席にあいさつを済ますと、大粒の涙がほおをつたった。

 

■女子決勝結果

古川学園 3-0 利府

(25-15, 25-22, 25-12)

 

優勝 古川学園

準優勝 利府

 

 

女子優勝の古川学園

 

 なお春高本戦は、2023年1月4日(水)~8日(日)に男女とも東京体育館(東京都)で行われる。

 

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宮城県男女予選トーナメント表

 

 

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