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春高2025

[イタリア22/23]第5節 シエナが再昇格から待望の1勝目 「気迫と意欲で戦った」とMVPピナーリ

  • 海外
  • 2022.11.04

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。例年と違う様相を呈している2022/23シーズン、第5節で未勝利チームは0になりました

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

■シエナが今季好調のチステルナを撃破。ピナーリが最多21得点

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第5節》シエナ 31 チステルナ

(21-25,25-23,27-25,27-25)〔現地10/29〕

 2018/19シーズンにスーペルリーガ参戦を果たしたシエナ。だが、そのシーズンかぎりで2部降格となり、以降は再昇格ならず。昨季も2部でレギュラーシーズン9位だったが、運営状況などを鑑み、今季のスーペルリーガ再昇格が決まった。

 

 開幕からペルージャ、トレンティーノといった強豪との対戦が続き4連敗を喫するも、「そうした対戦がメンタル面を鍛え上げる」とOHネマニャ・ペトリッチ(セルビア)。そして今節で、待望の今季初勝利を手にしてみせた。試合は第1セットこそ4本のサービスエースを奪われて落としたが、第2セット以降はブロックシステムを機能させて反撃。OPジュリオ・ピナーリ(イタリア)がチーム最多21得点、ペトリッチが13得点と続き、逆転勝利を収めた。

 

<ベテランならではの存在感でチームを引っ張るペトリッチ>

 

 MVPに選ばれたピナーリは「今日の試合は気迫と意欲を持って臨みました」とチームの姿を振り返り、「開幕から厳しい戦いが続きましたが、今日はいい経験ができたので、次の試合に向けて準備を進めていきます」とさらなる勝ち星をにらんだ。

 

*****

《第11節》トレンティーノ 3–1 モデナ

(25-21,25-21,25-27,25-20)〔現地10/26〕

 前倒しで実施された第11節は、アウェーのトレンティーノが競り勝ち。MBスレチコ・リシナツ(セルビア)が4本、MBマルコ・ポドラスチャニン(セルビア)が3本と、代表でも他国の脅威となっている名ペアのブロックが炸裂した。対するモデナはレギュラーシーズン3連敗とトンネルから抜け出せずにいる。

<モデナの鍵を握るのは、若きエースOHトマッソ・リナルディ(奥)か。我慢が続く>

 

◆《第11節》ペルージャ 31 ルーベ

(20-25,27-25,25-18,25-19)〔現地10/27〕

 こちらも前倒しで実施された第11節は、昨季プレーオフ決勝を争った2チームによるビッグマッチ。ホームのルーベはOPガビ・ガルシア(アメリカ)が4本のサービスエースを含むチーム最多15得点と奮闘するも、ペルージャが的確な選手交代による総力戦で上回る。ルーベのLファビオ・バラーゾ(イタリア)は「相手の選手層の厚さを象徴する試合でした」と語った。

<ルーベに新加入の19歳⑪アレクサンダル・ニコロフ(ブルガリア)はサービスエース3本を含む14得点と実力を発揮>

 

◆《第5節》ヴェローナ 30 ミラノ

(25-20,25-22,25-23)〔現地10/30〕

 2連敗中のヴェローナは「狙いを明確にして試合に臨み、第1セットから維持しました」(ラドスティン・ストイチェフ監督)と、序盤から優位に試合を運んでストレート勝ち。OPマキシム・サポズコフ(ロシア)が最多16得点、OHロク・モジッチ(スロベニア)が13得点と続いた。

<攻守でヴェローナの要であるモジッチはMVPに選出>

 

◆《第5節》モンツァ 31 ピアチェンツァ

(25-23,18-25,26-24,25-18)〔現地10/30〕

開幕3連敗と苦しんだモンツァだったが、前節の初勝利から勢いそのままに今節は敵地でピアチェンツァを下す。両チーム通して最多25得点の活躍で堂々のMVPに選ばれたOPジェルジ・グロゼル(ドイツ)は「選手、スタッフ一丸となって、この素晴らしい結果を手にした」と喜んだ。

<モンツァの逆襲が始まり、リーグはさらに混迷を極めそうだ>

 

◆《第5節》パドヴァ 32 ターラント

(19-25,21-25,25-21,25-19,16-14)〔現地10/30〕

 連敗をストップさせたいパドヴァと連勝中と波に乗るターラントとの一戦は、最後まで息つく間もない激闘に。ホームのパドヴァが、OPドゥシャン・ペトコビッチ(セルビア)の25得点、OH髙橋藍(日本)の18得点などの活躍で勝ちきった。「結果そのものだけでなく、順位のうえでもこの勝ち点2は大きい」とSダビデ・サイッタ(イタリア)。

<白熱したゲームを最後まで披露した両者>

 

※第5節のペルージャvs.モデナは現地11月24日に実施予定

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第5節終了時点==

1 ペルージャ 15pt(5勝0敗)-

2 チステルナ 10pt(3勝2敗)-

3 トレンティーノ 10pt(3勝3敗)▲

4 ルーべ 9pt(3勝3敗)▼

5 ヴェローナ 8pt(3勝2敗)▲

6 ミラノ 7pt(3勝2敗)▼

7 ピアチェンツァ 7pt(2勝3敗)▼

8 モンツァ 7pt(2勝3敗)▲

9 パドヴァ 6pt(3勝2敗)▲

10 ターラント 6pt(2勝3敗)▼

11 モデナ 5pt(1勝4敗)▼

12 シエナ 3pt(1勝4敗)-

※記号は前節からの順位の推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

 

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