石川祐希とチームメート(写真は10/16のシエナ戦のもの)【Photo:Lega Pallavolo Serie A】
石川祐希の所属するミラノと髙橋藍の所属するパドヴァが、イタリア・セリエAレギュラーシーズン第7戦で11月13日(日)にキオエネアリーナ(パドヴァ)で対戦し、ミラノが3-1(28-30, 25-23, 25-19, 25-18)で勝利した。
男子日本代表の主力を務め、ともにイタリア・セリエAで活躍する石川、髙橋が、それぞれスタメンでコートに立ち、ネットを挟んで相まみえた。
第1セット、ミラノは中盤ミラド・エバディプール(イラン)のスパイクやサービスエースでリードを奪うが、19-16から髙橋のパイプ攻撃や軟打、ドゥシャン・ペトコビッチ(セルビア)のアタックでパドヴァに追いつかれる。そのあとジュースに突入すると、フェデリコ・クロサト(イタリア)にブロックを決められて落とした。
第2セットは序盤にペトコビッチのバックアタックやダビデ・サイッタ(イタリア)のブロックでパドヴァがリード。しかしミラノは9-15から石川のスパイク、サービスエースを含めた6連続得点で1点差に詰め寄る。さらに20-21で石川がサービスエースを決めて同点に追いつくと、22-22でマルコ・ビテッリ(イタリア)のブロックが決まり逆転、ミラノがセットを取り返した。
第3セットも序盤はパドヴァがリードし、髙橋のフェイクセットも飛び出すが、これは得点に結び付かず。ミラノは8-10で迎えた石川のサーブがエンドラインをかすめて決まり、1点差に。そのあとオスニエル・メルガレホ(キューバ)のスパイクで逆転すると、石川の連続得点などでリードを広げ、セットを連取した。
第4セット、ミラノはメルガレホのバックアタック、アグスティン・ロセル(アルゼンチン)のブロックなどで主導権を握ると、最後はエバディプールのサービスエースで勝利を決めた。
石川は4セット目以外はスタメンで出場し11得点(サーブ3得点含む)、アタック決定率は38%、サーブレシーブ返球率は60%(内Aパス20%)だった。
髙橋は全セットスタメン出場し12得点(サーブ1得点含む)、アタック決定率は35%、サーブレシーブ返球率は29%(内Aパス14%)を記録した。
石川祐希コメント
「1セット目を奪われ、2セット目も中盤までよくない戦いでしたが、私のサーブで2セット目、3セット目と流れを変えることができました。4セット目は足の影響で試合に出ることはできませんでしたが、それまでの流れをチームメートが引き継いでくれて勝利できました。今日は日本人対決ということもあり、2年連続でこのような舞台で試合ができたことを非常にうれしく思っています。髙橋選手もプレーで彼らしさを出していましたし、ほかの試合でも非常によい活躍をしているので、刺激をもらって常に意識しています。こういう機会が増えるともっと楽しくなりますし、日本のレベルアップにつながると思っています」
次戦、ミラノは現地時間11月20日(日)20:30【日本時間21日3:30】からホームでピアチェンツァと、パドヴァは現地時間11月21日(月)19:30【日本時間22日2:30】からアウェーでヴェローナとそれぞれ対戦する。
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— Powervolley Milano (@PowervolleyMI) November 13, 2022