春高連覇中の就実、1年生エース福村心優美を軸とした全員バレーで優勝【春高2023岡山県予選】
- 学生
- 2022.11.17
就実の福村心優美(写真はインターハイ 時のもの)
就実が全員バレーで春高3連覇への挑戦権を獲得
第75回全日本高等学校選手権大会(春高)岡山県代表決定戦の女子決勝が笠岡総合体育館(岡山県笠岡市)で11月13日(日)に行われ、就実が倉敷中央にセットカウント3-0(25-12, 25-14, 25-15)で勝利。3連覇に挑む、春高への切符を手にした。
ファーストポイントは就実。1年生エースの#4福村心優美が幸先よくレフトから決める。対する倉敷中央は、直後に相手のミスから初得点すると、キャプテン#1杉田咲がレフトからポイント。立ち上がりは点の取り合いになる。
しかし、就実は3-2で#7髙橋凪が技ありのアタックを決めると、#11光森彩未、#7髙橋のサーブから連続ブレイク。一気に15-3とリードを広げる。倉敷中央は#1杉田、#3小坂帆乃を中心に反撃を試みるが、就実は質の高いブロックで相手の攻撃を制限してブレイクを許さない。サーブが走り、#4福村、#7髙橋、#3髙濱日菜穂が確実に攻撃を決めた就実が25-12でセットを先取した。
インターハイ県予選決勝で悔しい敗戦を喫している倉敷中央としては雪辱を果たしたいところ。第2セット序盤、強気のサーブを放ち、就実のアタックを必死に拾うと#1杉田、#4守谷心那、#3小坂、#5水嶋珠樹がポイントにつなげて1点差で食らい付く。
それでも就実は#11光森が中盤から大活躍。連続アタック、ブロックなどで14-11とリードするとチームが一気に勢いづき、#6岡﨑杏のBクイック、#7髙橋、#3髙濱のブロックアウトなど追加点を奪って25-14でセットを連取した。
そして第3セットは、互いに見せ場の多い展開。まず倉敷中央は#1杉田、#6多丸実野莉の活躍で好いスタートを切る。1-4とされた就実は#11光森がレフトから得点、#3髙濱がクイックを決めるなど3年生の活躍で点差を縮めていく。すると今度は#4福村、#7髙橋と1年生が活躍。逆転し、12-8とリードを広げる。
流れを止めるべく、倉敷中央はタイムアウトを取るが、勢いづいた就実は着実に得点。リリーフサーバー#10二宗心音のサーブから連続ブレイクを奪い20-10とリードは10点差に。その後、2年生セッターの#5河本菜々子を入れて攻撃に変化を加えると、#11光森、#3髙濱が落ち着いてアタックを決める。24-15とマッチポイントを迎えると、最後は#4福村がクロスに打ち切って得点。9年連続46回目の優勝を決めた。
春高3連覇に挑む就実
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