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春高2025

条件の変化もある中で昨季の上位3チームが奮闘【V1女子・今週の見どころ】

  • SV女子
  • 2022.11.17

 

 今週末、2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)は全12チームが登場し、6会場で12試合が行われる。

 先週末までの試合を終えた時点で、1~3位は昨季の最終順位と同じ並びになった。まだまだ対戦相手や試合数にも偏りがあるため、ここからどうなっていくかは未知数だが、やはり上位チームにはある程度の安定感がうかがえる。

 ただ実際のところ、久光スプリングス(1位・5勝1敗)もJTマーヴェラス(2位・5勝1敗)も、昨季と同じチームだとは言いがたいほど主要メンバーは大きく入れ替わっている。それでも、従来のメンバーが全体を支え、新たに入ったメンバーが十分な活躍を示すことで、それぞれがチームとして目指す姿に近づいているのだとすれば、それはスタッフも含めた取り組みの成果に違いない。

 特筆すべきメンバーを1人ずつあげると、久光では右ひざの故障から復帰したミドルブロッカー荒木彩花が、個人技術集計において、アタック決定率58.0%で1位。身長184㎝の高さを生かし、力強い攻撃で存在感を放つとともに、ブロック決定本数でも3位につけるなど、大きく貢献している。

 そしてJTでは、引退した小幡真子のあとを引き継いでキャプテンに就任した目黒優佳が若いチームをけん引。長らくアウトサイドヒッターとしてプレーしていたが、JTでリベロに転向し、今季はサーブレシーブ返球率77.8%で現状、堂々のランキングトップを走っている。

 新しくなったチームでそれぞれ試行錯誤しながら毎週全力で戦う姿には、ファンから見ても多くの発見があったり、成長が感じられたりするのではないだろうか。

 

 

 東レアローズ(3位・5勝1敗)は、この2チームに比べると昨季からの変化自体は小さい中、開幕からメンバーが固定気味なのが長丁場においてやや気になるところ。「石川(真佑)や関(菜々巳)といった計算できる選手が機能しなくなったとき」のことは越谷章監督も想定しているが、そのときのために腕を磨いてきたサブメンバーも、今から積極的にアピールしていきたい。

 

 

なおこの土日、久光は富山県西部体育センター(富山県砺波市)でKUROBEアクアフェアリーズ(9位・2勝4敗)と、JTはウィングアリーナ刈谷(愛知県刈谷市)でトヨタ車体クインシーズ(8位・2勝4敗)とそれぞれアウェーで、東レはホームの金沢市総合体育館でデンソーエアリービーズ(5位・3勝3敗)と対戦する。

 

 

V1女子試合結果一覧(11/13終了時点)

 

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