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春高2025

東山高がインターハイ優勝祝賀会を開催 300人を超える関係者が初の偉業をたたえる

  • 学生
  • 2022.12.02

「東山高校バレーボール部令和4年度全国高等学校総合体育大会男子競技大会優勝祝賀会」が11月25日(金)にリーガロイヤルホテル京都(京都)で行われた。東山高は今夏、失セット0でインターハイ初優勝。その偉業の喜びを、300人を超える関係者で分かち合った

 

記念品を受け取る池田キャプテン

 

 会の始まりに、インターハイを戦った13名の部員と、豊田充浩総監督、松永理生監督、石井賢コーチ、神山義弘トレーナーが登壇。まずチームを代表して豊田総監督があいさつし、「松永監督と『今年インターハイの優勝がほしいな』という話をしてこのチームがスタートしました。見事選手たちが頑張り、監督がコートの周りを走り回り、優勝してくれました」とたたえた。

 

 直後に決意表明を行った松永監督は、今春の監督就任時の胸中を明かした。豊田総監督(当時は監督)から相談を受けた日を「話を聞いたときは30分くらい言葉が出ませんでした。私だけでなく、東山のOBのほとんどが恩師である豊田先生が定年するまで監督をすると思っていたはずです。僕からしたら想像のできないほどの決断でした」と神妙な面持ちで振り返った。

 それでも、二人三脚で強化を図り、今夏に総監督と立てた目標を見事に実現。国体では5位に終わったが、春高では頂点への返り咲きを目指す。「三冠を掲げた生徒たちでしたが、まだ一冠しか取れていません。最後の春高は何がなんでも1点を取って、25点を積み重ねて。生徒と全力でぶつかり合い、必ず日本一を取りたいと思います」と力を込めた。

 

松永監督

 

 高校だけでなく、大学やVリーグなどさまざまなカテゴリーの関係者も訪れたなか、元日本代表監督の植田辰哉(大阪商大総監督)さんがお祝いの言葉を送った。将来性豊かな選手たちへ「東山高で3年間学んだこと、今がゴールじゃなくて、もっと先に皆さんのゴールがあると信じて頑張ってください。日の丸をつける選手、またはスタッフが育つことを祈っています」とエールを送った。

 

元日本代表監督の植田さん

 

 2時間近い会の締めくくりに、チームを代表して池田幸紀キャプテンがあいさつ。途中で言葉に詰まるシーンもあったが、春高に向けて「指導者、保護者、OBの方々全員で日本一を取り、(髙橋)藍さん(日本体大3年、パドヴァ)の代と比べられないような強さで頑張りたいです」と力強く宣言。来年1月4日(水)から東京体育館(東京)で行われる本戦へ、思いを新たにした。

 

祝賀会後のコメント

池田幸紀キャプテン

「(スピーチが)あるかな、とは思っていたのですが、今日確認したらあると言われて。1時間半くらいで頑張って覚えたことを話そうとしましたが、その3行くらいしか言えませんでした。試合よりも緊張しましたね(笑)

 支えてくださる方がこんなにもいるんだな、と身にしみて感じました。春高では日本一を取って、ちゃんと練習してスピーチのリベンジをしたいです!」

 

スピーチする池田キャプテン

 

麻野堅斗

「こういった会を開いてもらって、優勝したんだな、とより感じることができました。大勢の方に支えられて今の自分がいると実感したので、またこのような会が開けるように。春高では優勝を目指して、たくさんの関係者の方と喜べるようにしたいです」

 

文・写真/田中風太

 

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