関東男子1部の中央大から4選手がイタリア・セリエAの各チームに練習生として派遣されることが発表され、12月21日(水)に中央大の多摩キャンパス(東京都八王子市)で会見を行った。
今回、イタリアに派遣されるのは3年生の藤原直也(アウトサイドヒッター/191cm)、2年生の澤田晶(ミドルブロッカー/198cm)、山﨑真裕(ミドルブロッカー/195cm)、柿崎晃(アウトサイドヒッター/186.7cm)の4選手。これは中央大バレーボール部後援会の海外留学支援プロジェクト“THE FUTURES”の支援により、2017年から実施されている取り組みの一環で、これまで石川祐希(ミラノ[イタリア])ら5人を海外に派遣した実績がある。コロナ禍により2年間は中断していたが、このたび一挙4人の派遣が決まった。
「シニア代表が世界に挑むだけではなく、勝負して勝つ、というところまでがターゲットになる。学生時代に一つでも多く世界を知り、世界標準に合わせて、世界を肌で感じる経験ができれば」と豊田昇平監督。選手たちは「この機会に感謝して成長し、戻ってきたときはチームに還元して勝負できるように」(藤原)、「バレーボール人生において大きな成長につながる。価値観も変わる体験になると思う」(澤田)、「感謝の気持ちを忘れず取り組んで、技術の向上とともに、人としても成長したい」(山﨑)、「今できることを100%発揮できるように。行って終わりではなく、経験をチームに伝えられるよう頑張りたい」(柿崎)とそれぞれ意気込みを述べ、まだ見ぬ舞台に胸を高鳴らせていた。
なお派遣期間は全員、2023年1月26日から3月15日までの予定。4選手の出身校および派遣先は以下の通り。
■各選手の出身校と派遣先(写真左より)
藤原直也(北嵯峨高出身):ヴェローナ
澤田 晶(愛知工大名電高出身):チステルナ
山﨑真裕(星城高出身):シエナ
柿崎 晃(北海道科学大高出身) :モデナ
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