gv-logo

春高2025

[イタリア22/23]第11節 ロセルやピアノが復帰したミラノが前半戦白星フィニッシュ

  • 海外
  • 2022.12.16

 

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。2022/23シーズンはレギュラーシーズンの前半戦が終了しました

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

「コートに戻れてハッピー」とピアノがブロックシャット3本で存在感。ミラノが勝利

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第11節》ミラノ 31 ターラント

(23-25,25-22,25-22,25-21)〔現地12/11〕

ミドルブロッカーの主力にケガが相次ぎ、第8節(11月20日)からOHミラド・エバディプール(イラン)をスクランブル投入するなど手を打ったミラノ。レギュラーシーズン前半戦最後の一戦となる今節では、ようやく選手たちが復帰。MBアグスティン・ロセル(アルゼンチン)が先発出場を果たす。

 

<途中出場で12得点のOHオスニエル・メルガレホ(キューバ/中央)が今季3度目のMVP>

 

 ミラノは第1セットこそターラントのサーブに苦しんでセットを落としたものの、第2セット以降は立て直しに成功。第3セットからはロセルと同様にケガから復帰したMBマッテオ・ピアノ(イタリア)がコートに立つ。すると、チーム最多3本のブロックポイントをマークし、逆転勝利の立役者となった。ピアノは「コートに戻ってこられたことをハッピーに思う。今回のケガは比較的短い期間のものでしたが、それでもひどいものでした」と振り返り、「このチームはどんどん成長している。常に同じベクトルで、コート内外でもつながっている点は大きな武器です」と熱いコメントを残した。

 

*****

◆《第11節》ピアチェンツァ 31 パドヴァ

(26-24,25-17,21-25,25-20)〔現地12/11〕

 アウェーのピアチェンツァはOHリカルド・ソウザ(ブラジル)が両チーム通して最多4本のサービスエースをマーク。OHイオアンディ・レアル(ブラジル)がチーム最多18得点、OPユーリ・ロマノ(イタリア)が17得点と続くなど、サイドアタッカーたちがしっかりと仕事を果たして、勝ち点3を獲得した。対するパドヴァは勝ち点を手にすることができなかったものの、MBアンドレア・カネッラ(イタリア)は「前節のシエナ戦の勝利は私たちの背中を後押ししてくれたので、今日もパフォーマンスには満足している。あとはこの調子でハードワークを続けて、どの試合でも勝ち点を得られるようにしたい」と意気込んだ。

<パドヴァ(コート奥)はピアチェンツァの猛攻に抵抗したが>

 

◆《第11節》ヴェローナ 32 チステルナ

(25-13,23-25,20-25,25-20,15-13)〔現地12/10〕

 ホームのチステルナはMBエイダン・ジンゲル(オーストラリア)が最多5本のブロックポイント、OHマルコ・セドラチェク(クロアチア)がチーム最多20得点をマークするも、最終第5セットで被ブロック5本とあと一歩及ばず。対するヴェローナはOHノーモリ―・ケイタ(マリ)が5本のサービスエースを含む27得点の大活躍で堂々の試合のMVPに選出された。

<イタリアでポテンシャルを開放する⑨ケイタ。波に乗ると手がつけられない>

 

◆《第11節》シエナ 31 モンツァ

(26-24,22-25,28-26,25-21)〔現地12/11〕

 後半戦に向けて弾みをつけるためにも白星がほしい最下位のシエナは、“闘将”OHネマニャ・ペトリッチ(セルビア)がチーム最多20得点をあげる活躍でチームを牽引。MBファビオ・リッチ(イタリア)が最多4本のブロックポイントを決めたほか、途中出場のOPフェデリコ・ペレイラ(アルゼンチン)が12得点をマークして、勝利に貢献した。この試合では出番が限られたMBダニエレ・マッツォーネは「自分の力を発揮できなかった」と悔やむも、チームとして「この勝利で取り戻した情熱をこれからも継続していかなければ」と言葉に力を込めた。

<ペトリッチ(左端)がボールをつなぐ。この闘志がチームを押し上げる>

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第11節終了時点==

1 ペルージャ 33pt(11勝0敗)-

2 モデナ 20pt(6勝5敗)-

3 ヴェローナ 19pt(7勝4敗)▲

4 ピアチェンツァ 19pt(6勝5敗)▲

5 トレンティーノ 19pt(6勝5敗)▼

6 ルーベ 17pt(6勝4敗)▼

7 ミラノ 17pt(6勝5敗)-

8 チステルナ 15pt(4勝7敗)-

9 モンツァ 12pt(4勝7敗)-

10 パドヴァ 9pt(4勝7敗)-

11 ターラント 9pt(3勝8敗)-

12 シエナ 6pt(2勝8敗)

※消化試合数にばらつきあり ※記号は前節からの順位の推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

 

>>観戦のおともに必須!!<<

2022/23シーズン セリエA選手名鑑掲載の

『月刊バレーボール11月号』は好評発売中

世界最高峰の戦いをさらに味わえること間違いなし♪

お求めは【NBPオンラインショップ】までコチラ

 

【関連記事】

石川祐希が渡伊を前に会見 「今後のキャリアにとってとても重要なシーズン」

「このシャツを着るかぎりは…」ブラジル男子のブルーノが日本戦で6番を着た背景と節目の年に語ったプライド

男子世界選手権はイタリアがポーランドに逆転勝ちで4度目V

髙橋藍が出国 2年目のイタリア挑戦へ

 

  • マグダビッド×関田誠大
  • アシックス×高橋藍
  • 全中2024
  • 北部九州インターハイ2024
  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • NBPオンラインショップ
  • 自社広告のご案内
  • 全国専門学校選手権2019

pagetopbtn