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春高2025

注目中学生 柏﨑祐毅の2022年。最高到達点340㎝越えの逸材は悩み、感謝し、さらなる高みへ

  • コラム
  • 2022.12.21

 

最後の全国ヤンクラはとにかく楽しんでいる様子が見てとれた

 

全国中学生選抜候補にも選出。夢に突き進む

 

 このチームメートだからこそ楽しめた。その思いで胸はいっぱいだ。

 

 「みんなが、いちばん楽な気持ちでいられる存在でしたから」

 

 全国ヤンクラは最終3位の成績に終わり、夢はかなわなかった。終わった直後は涙に暮れた柏﨑だったが、表彰式では大会最優秀選手に選ばれ、トロフィーを受けとる。照れくささと喜びをかみしめるようにして、遠くに整列するチームの元へ。すると、仲間たちからとびきりの笑顔と祝福で迎えられた。

 

 「僕はあれ(最優秀選手賞)を一人で取れたとは思ってないので。みんなのおかげでとれたもの。とても感謝しています」

 

 その言葉が素直な思いだ。

 

最優秀選手に選ばれ、チームメートが温かく迎える

 

 STINGS Jr.での戦いは幕を閉じた。そして、今は一人の有望選手として県選抜に飛び込み、JOC杯に臨もうとしている。それは自分自身の“個の力”としての戦いでもある。

 

 また、今年10月には全国中学選抜強化(第一次)合宿の参加メンバーにも選ばれた。目指す“日の丸”への第一歩を踏み出した。

 

 その合宿では練習時に、こんなワンシーンが。25点マッチの試合形式の練習では柏﨑のいるチームが26-25のセットポイントに到達する。サーブ順が回ってきた柏﨑がエンドラインに立つ。高くトスを上げて、力強く腕を振り抜く。

 

「いつもよりしっかりとボールが手に当たって、狙っていたコースに飛んだのでよかったです」

 

ボールは相手コートのエンドライン…、のわずか外に落ちた。決めきることはできなかった。けれども、逃げ腰と自分を振り返る姿はもうそこにはない。

 

 次は、あれが入るようにしたい?

 

 その問いかけに、こくりとうなずく。その目はしっかりと、さらなる高みへ向けられていた。

 

全国中学選抜強化合宿でも、その非凡な力を披露した。夢にむかって、歩みを続ける

 

(文・写真/坂口功将〔編集部〕)

 

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