gv-logo

春高2025

[イタリア22/23]第13節 チステルナが大逆転勝利。グティエレスが18得点でMVP

  • 海外
  • 2023.01.03

 

世界最高峰リーグと称されるイタリア・セリエAの模様をゲームラウンドごとにお届けする『WEEKLY SERIE A』。2022/23シーズンはレギュラーシーズン年内最終戦となる第13節(後半第2節)で2022年白星フィニッシュを飾ったのは!?

(Photo:legavolley.it)

※ポジション表記/OH …アウトサイドヒッター、OP…オポジット、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ、C…コーチ

 

 

選手交代がズバリ!! チステルナの逆転勝利の立役者はグティエレス

 [MATCH OF THE ROUND]

◆《第13節》チステルナ 32 ターラント

(13-25,19-25,26-24,25-23,15-13)〔現地12/26〕

 第1セットだけで4本のサービスエースを許すなど、出鼻をくじかれたチステルナは2セットダウンと厳しい状況に置かれる。そうして第3セット開始時からOHデニス・カリベルダ(ドイツ)をOHホセ・グティエレス(キューバ)に、MBアンドレア・ロッシをMBアンドレア・マッテイ(ともにイタリア)に、それぞれ交代すると、これが的中する。終盤の競り合いを制して第3セットを奪い返すと、続く第4セットはチーム計6本のブロックシャットを決めて、形勢逆転。見事、逆転勝利を収めた

<チステルナのグティエレス(左端)は昨季までフランス・リーグAでプレー。自身初のセリエA挑戦だ>

 

 「ゲーム展開を変えるすべを経験できた」とチステルナのLダミアノ・カタニア(イタリア)。逆転劇の立役者となったのは、第2セット途中から投入されて15得点をあげたOHマルコ・セドラチェク(クロアチア)や、18得点をマークしてMVPに選出されたグティエレス。試合前、グティエレスは「強敵に対して、ベストを尽くしたい。最低でも勝ち点1か2を持ち帰りたい」と話していたが、有言実行の勝ち点2を手にしてみせた。

 

*****

◆《第13節》ルーベ 30 パドヴァ

(25-22,25-14,25-17)〔現地12/26〕

 ホームのパドヴァは、ルーベのMBバルテレミ・シネニエズ(フランス)を中心とするブロックを攻略できず、OPドゥシャン・ペトコビッチ(セルビア)がチーム最多10得点と苦しい戦いに終始する。対するルーベはOPイバン・ザイツェフ(イタリア)の最多13得点を筆頭に3選手が2桁得点。Sルチアノ・デセッコ(アルゼンチン)が試合のMVPに選出された。

<パドヴァ(コート奥)は3連敗で、順位を一つ下げて11位に。逆襲の糸口をつかみたい>

 

◆《第13節》モデナ 30 ピアチェンツァ

(25-22,25-19,25-17)〔現地12/26〕

 ホームのピアチェンツァはOHリカルド・ソウザ、OHイオアンディ・レアル(ともにブラジル)を温存。となれば、モデナは圧倒して勝利することが、名門のプライドというもの。OPアディス・ラグンジラ(トルコ)がチーム最多13得点、OHトマッソ・リナルディ(イタリア)が12得点と続き、モデナがきっちりとストレート勝ちを収めた。

<モデナが今季、アウェーで着るユニフォームは白が基調。どこか新鮮な印象を与える>

 

◆《第13節》モンツァ 31 ミラノ

(25-18,25-22,22-25,25-22)〔現地12/26〕

 第1セットでチーム計5本のサービスエースを奪い、好スタートをきったモンツァ。続く第2セットは計5本のブロックポイントをあげると、第3セットこそ落としたものの、敵地で勝ち点3を獲得。中でもOHウラド・ダビスキバ(ベラルーシ)が4本のサービスエースを含む、チーム最多23得点をマークして、堂々のMVPに選ばれた。

<ダビスキバ(右から2番目)の時間差攻撃がミラノを切り裂く>

 

◆《第13節》トレンティーノ 30 ヴェローナ

(25-13,25-13,25-16)〔現地12/26〕

 シーズン中盤にきて、好調をキープしているのはトレンティーノのMBスレチコ・リシナツ(セルビア)。この試合では最多5本のサービスエースに加え、アタック決定率89%(9本中)と、まさに“打ち出の小づち”だった。トレンティーノは3連勝!!

<ウインドミルのようなスイングでクイックを決めるリシナツ(中央/写真は第10節)>

 

◆《第13節》ペルージャ 30 シエナ

(25-19,25-17,25-16)〔現地12/26〕

 第1セットで計7本、第2セットで計6本のブロックポイントをあげて、愛称“ブロックデビルズ”の力をまざまざと見せつけたペルージャ。第3セットからは一気に3選手を交代するなど、余裕の試合運びでシエナを一蹴した。シエナはOHネマニャ・ペトリッチ(セルビア)がチーム最多11得点では、さすがに厳しかった。

<攻守で充実のペルージャ。死角なし>

 

イタリア・セリエA レギュラーシーズン

==順位表/第13節(後半第2節)終了時点==

1 ペルージャ 39pt(13勝0敗)-

2 ルーベ 26pt(9勝4敗)-

3 モデナ 26pt(8勝5敗)-

4 トレンティーノ 25pt(8勝5敗)-

5 ピアチェンツァ 22pt(7勝6敗)-

6 チステルナ 20pt(6勝7敗)▲

7 ヴェローナ 19pt(7勝6敗)▼

8 ミラノ 17pt(6勝7敗)-

9 モンツァ 15pt(5勝8敗)-

10 ターラント 10pt(3勝10敗)▲

11 パドヴァ 9pt(4勝9敗)▼

12 シエナ 6pt(2勝11敗)-

※記号は前節からの順位の推移

 

〔責任編集:GUCII(坂口功将/編集部)〕

 

>>観戦のおともに必須!!<<

2022/23シーズン セリエA選手名鑑掲載の

『月刊バレーボール11月号』は好評発売中

世界最高峰の戦いをさらに味わえること間違いなし♪

お求めは【NBPオンラインショップ】までコチラ

 

【関連記事】

石川祐希が渡伊を前に会見 「今後のキャリアにとってとても重要なシーズン」

「このシャツを着るかぎりは…」ブラジル男子のブルーノが日本戦で6番を着た背景と節目の年に語ったプライド

男子世界選手権はイタリアがポーランドに逆転勝ちで4度目V

髙橋藍が出国 2年目のイタリア挑戦へ

 

  • スポルティング×日体大スペシャルインタビュー
  • 全中2024
  • 北部九州インターハイ2024
  • 男子日本代表応援サイト2024
  • 女子日本代表応援サイト2024
  • NBPオンラインショップ

pagetopbtn