第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春の高校バレー)が1月4日(水)に東京体育館(東京都渋谷区)で開幕する。女子各チームが選ぶイチオシ選手に「高校生ですごいと思う選手は?」というアンケートを実施。スパイク、サーブの2項目から、注目選手をチェックしよう
スパイク、サーブで1位の上村杏菜(金蘭会高)
スパイク部門
1位(20票)
上村杏菜(金蘭会高[大阪①])
うえむら・あんな/2年/身長168㎝/最高到達点301㎝/金蘭会中(大阪)出身/アウトサイドヒッター
第21回アジアU20(ジュニア)女子選手権大会でMVPに選ばれ、昨年8月のインターハイでチームを日本一に導いたパワフルエース
主な選出理由
「助走を十分にとった高いジャンプと、力強く重みのあるスパイクがすごい」(浅利麻央/郡山女大附高[福島])
「背が高くなくても気持ちとパワーでどんな相手にもぶつかっていくから」(恒川遥那/三重高[三重])
「全中と国体で対戦する機会があり、ブロッカーもレシーバーも弾き飛ばすスパイクだった。決めた後の声もかっこいい」(谷口 心/宮崎日大高[宮崎])
パワフルなスパイクが持ち味
2位(9票)
谷島里咲(下北沢成徳高[東京])
やじま・りさ/3年/身長172㎝/最高到達点302㎝/八郷中(茨城)出身/アウトサイドヒッター
2年生時にはインターハイ優勝を経験。春高出場を逃したが、今季はエースとしてインターハイ、国体ではベスト4に導いた
主な選出理由
「スパイクから意志の強さが感じられる」(阿部明音/古川学園高[宮城])
「決めてほしいときに必ず決めてくれて、謙虚でストイックな姿が素晴らしい」(生井澤美海華/日本ウェルネス高[茨城])
3位(5票)
阿部明音(古川学園高)
あべ・あかね/3年/身長172㎝/最高到達点298㎝/小名浜一中(福島)出身/アウトサイドヒッター
昨年のインターハイ後に、ミドルブロッカーから中学以来のアウトサイドヒッターに転向。攻守で国体優勝に貢献した
主な選出理由
「ミドルブロッカーもレフトもできて、工夫して点を取っているのがかっこいい」(西村美波/金蘭会高)
サーブ部門
1位(13票)
上村杏菜(金蘭会高)
主な選出理由
「スピード、パワーでサーブのボールが重い」(谷郷杏実/開智高[和歌山])
「高校生とは思えない威力のサーブを打つから」(土屋美咲/城南学園高[大阪②])
「スピードがあって重さもある。スパイクだけでなく、サーブでも点が取れるから」(天野葉月/松山東雲高[愛媛])
2位(10票)
野田祐希(八王子実践高[東京①])
のだ・ゆうき/3年/身長177㎝/最高到達点302㎝/八王子実践中(東京)出身/ミドルブロッカー
昨夏のインターハイではベスト4に導き、「バズーカサーブ」で春高都予選ではサービスエース連発。卒業後はデンソーエアリービーズでプレー
主な選出理由
「変化するサーブでとてもレシーブしづらい」(田中咲樹/文京学院大女高[東京②])
「多彩なコースに強いサーブを打ち込める器用さがある」(廣田梨子/岩美高[鳥取])
スパイク、ブロックでも存在感を発揮する野田
3位(7票)
佐藤彩夏(下北沢成徳高)
さとう・あやか/3年/身長175㎝/最高到達点290㎝/北沢中(東京)出身/オポジット
相手コートの外側へ鋭く曲がるサーブが持ち味。惜しくも本戦出場を逃したが、小川良樹監督も認めるビッグサーバーに成長した
主な選出理由
「独特なスイングで、ボールが急に曲がったりするから」(阿部明音/古川学園高)
文/田中風太
写真/山岡邦彦
春高直前 上村杏菜(金蘭会)のインターハイを振り返る【月バレ2022年9月号プレーバック】
春高直前 金蘭会(大阪)の今年度の女子インターハイを振り返る【月バレ2022年9月号プレーバック】