昨年末はV・レギュラーラウンドが12月4日(日)をもって終了したあと、天皇杯ファイナルラウンド、そしてオールスターゲームが行われた。そして2023年、気分も新たにV・レギュラーラウンドが再開し、後半戦へ向けて加速する2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)。新年の対戦をチェックしていこう。
一発勝負のトーナメントで争われた天皇杯においては、今季まだVリーグで対戦していないカードが2つ見られた。1つはファイナルラウンド2回戦での東京グレートベアーズ(8位・2勝10敗)と大分三好ヴァイセアドラー(9位・1勝11敗)の一戦で、ホーム東京で地の利を生かした形となった東京GBがストレートで勝利。両者のV・レギュラーラウンドでの対戦は、4戦すべてが2月に予定されており、このあともしばらく激突はない。今週末の東京GBはアウェーのスワンドーム(長野県岡谷市)でVC長野トライデンツ(10位・1勝13敗)と対戦する。天皇杯でベスト4に食い込んだ自信と勢いを、新年の戦いにもつなげられるだろうか。
大分三好はホームのサイクルショップコダマ大洲アリーナ(大分県大分市)で2023年をスタート。迎えるのは天皇杯で優勝を飾ったジェイテクトSTINGS(6位・6勝8敗)であり、相手にとって不足はない。天皇杯に続いて当然、Vリーグでの2冠目を狙うジェイテクトにとっては、V・ファイナルステージに進出するため4位以内に食い込むことが当面の目標となるため、ここは確実に勝ち星を重ねたいところ。一方の大分三好は、地元の観客を前に意地を見せられるか? 中村竜輔を軸としたブロックから勝機を見いだし、金星をつかみ取りたい。
そのジェイテクトが戦った天皇杯の準決勝、JTサンダーズ広島(7位・6勝8敗)との一戦が、今季まだ実施されていないもう一つのカードだった。波に乗って勝ち上がり、準決勝ではストレート勝利まであと1点と迫りながら、まさかの逆転負けを喫したJT広島が、悔しい年末年始を過ごしたことは想像に難くない。両者の対戦は来週末、14日(土)、15日(日)に予定されている。今週末のJT広島はホームの広島グリーンアリーナで東レアローズ(3位・10勝4敗)と対戦。天皇杯決勝でジェイテクトの猛攻を前に屈した東レも、JT広島に劣らず悔しい思いを抱いているはず。果たして7日(土)、8日(日)はどんな戦いになるのか。そして勝利で新年を喜べるのは、どちらなのだろうか。
V1男子試合結果一覧(12/4終了時点)
V1男子順位表(12/4終了時点)
順位 |
チーム |
試合数 |
勝 |
負 |
P |
勝率 |
得S |
失S |
S率 |
1 | WD名古屋 | 14 | 13 | 1 | 37 | 0.93 | 39 | 9 | 4.33 |
2 | 堺 | 14 | 10 | 4 | 31 | 0.71 | 33 | 17 | 1.94 |
3 | 東レ | 14 | 10 | 4 | 28 | 0.71 | 35 | 22 | 1.59 |
4 | サントリー | 14 | 10 | 4 | 27 | 0.71 | 32 | 21 | 1.52 |
5 | パナソニック | 14 | 9 | 5 | 28 | 0.64 | 35 | 23 | 1.52 |
6 | ジェイテクト | 14 | 6 | 8 | 21 | 0.43 | 25 | 27 | 0.93 |
7 | JT広島 | 14 | 6 | 8 | 20 | 0.43 | 26 | 25 | 1.04 |
8 | 東京GB | 12 | 2 | 10 | 6 | 0.17 | 11 | 32 | 0.34 |
9 | 大分三好 | 12 | 1 | 11 | 3 | 0.08 | 7 | 35 | 0.20 |
10 | VC長野 | 14 | 1 | 13 | 3 | 0.07 | 8 | 40 | 0.20 |
※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位
※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率
V1男子順位推移表(12/4終了時点)