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井手智のベルリン ヘバル・パザルジクに勝利しプレーオフ進出に希望をつなぐ

井手智【Photo:CEV】

【Photo:CEV】

 

 井手智の所属するドイツのベルリンは、CEVチャンピオンズリーグ第4ラウンド第5戦でブルガリアのヘバル・パザルジクとアウェーで現地1月12日(木)に対戦し、3-0(25-20, 25-16, 25-20)で勝利を飾った。

 

 ヘバル・パザルジクとは第4ラウンド第1戦でも対戦。ベルリンは2セット連取されたところから逆転勝利したものの、苦戦していた。

 

 今回の舞台はラッパや太鼓が鳴り響くアウェーの会場。第1セットはベルリンのマレク・ソトラ(チェコ)がサーブで崩して、連続ブレイクに成功した。大声援を受けるヘバル・パザルジクに追い上げられ、14-15と逆転されたが、ソトラのバックアタックで再び突き放し、セットを奪った。第2セットはまたもソトラのサーブでブレイクし、セッターのティリ・ヨハン(ドイツ)のブロックなども飛び出して連取。第3セットもサーブが機能し序盤からリードすると、相手を寄せつけずストレートで勝利を飾った。

 

 井手は全セットスタメン出場し、サーブレシーブ返球率40%(内Aパス25%)を記録。ディフェンスの要としてサーブレシーブや二段トスなどで勝利に貢献した。

 

 試合後、苦戦した第1戦と対照的な試合になったことを聞かれると、「第1戦は開幕戦ということもあって、硬さが目立ち、いつもは出ないようなミスが多かったと思いますが、この試合では不要なミスが限りなく少なかったです」と語った。また次に対戦するザビエルチェについて「現在ポーランドのプラスリーガ2位で、非常に勢いのあるチームなので、クロスゲームになることは間違いないと思います。また当日は我々のホームゲームということもあり、非常に多くのサポーターの方が来ると聞いており、会場の盛り上がりも注目ポイントの一つです」と、プレーオフ進出を懸けた大一番となる最終戦の見どころを話した。

 

 第4ラウンドは5つのプールに分かれており、各プール1位が準々決勝に進出。加えて、各プールの2位と5つのプールの3位チームの中でもっとも成績がよいチームを交えた6チームで準々決勝進出をかけたプレーオフが行われる。ベルリンはザビエルチェに勝利すればプール2位で、敗れた場合は3位でプレーオフ進出の可能性が残る。最終戦となる第6戦はザビエルチェとホームで現地時間1月25日(水)に行われる予定。

 

 

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