【Photo:Lega Pallavolo Serie A】
石川祐希の所属するミラノは、イタリア・セリエAレギュラーシーズン後半第4節でモデナと現地時間1月15日(日)にホームで対戦し、3-1(23-25, 30-28, 25-18, 25-21)で勝利した。
ミラノは第1セット序盤からリードを許すが、簡単に離されず徐々に点差を詰めて終盤23-23と同点に追いついた。しかし最後は突き放され、このセットを落とした。
第2セットは2-1から相手のパイプ攻撃を石川がブロックで止め、続くポイントも長いラリーを石川のスパイクで制して連続得点。その後、ミラノが突き放してはモデナが追いつく繰り返しで、ジュースに突入すると28-28で石川がスパイクを決めると、続くサーブで相手のミスを誘いOPジャン・パトリ(フランス)が決めてセットを奪い返す。
第3セットも競り合うが、中盤にOHオスニエル・メルガレホ(キューバ)のスパイクや相手ミスなどで突き放してミラノがセットを連取する。第4セットは序盤リードを許すが、13-14でMBマッテオ・ピアノ(イタリア)がイアルバン・ヌガペト(フランス)のスパイクを止めて同点に追いつくと相手のミスで逆転、さらに再びピアノがブロックに成功。モデナも反撃を試みるが、ここで再び立ちはだかったのはまたもピアノだった。OPアディス・ラグンジラ(トルコ)のバックアタックをブロックして突き放し、最後は石川のパイプ攻撃が相手コートに突き刺さって勝利が決まると、アリーナはホームの大歓声に包まれた。
石川は全セットスタメンで出場。チームトップの20得点(ブロック3得点、サーブ1得点含む)、アタック決定率は39%、サーブレシーブ返球率は30%(内Aパス26%)を記録し、昨年末のコッパ・イタリア準々決勝でルーベに勝利した試合に続き、今季2度目のMVPに選ばれた。試合当日午前中の練習で足にアクシデントがあったものの無事軽傷で、攻守に渡ってチームを引っ張った。
石川祐希コメント
「我慢しながら戦うことができたということが今日のよかった点だと思います。個人的にもサーブはよく走っていましたし、レセプションでは乱れるところはありましたが、なんとか耐えられました。アタックに関しては、シャットされることやミスすることがあり、決定率が少し低かったので、そこは次回改善したいです。今日は朝からアクシデントがありながらも、それを乗りきっての勝利で、全員が頑張れた試合でした」
次戦、ミラノは現地時間21日(土)18:00【日本時間22日0:00】から、レギュラーシーズン第5節をヴェローナとアウェーで戦う。
※ポジション表記/OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ
石川祐希 イタリア・セリエA【ミラノ】 チーム成績・個人成績
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セリエA順位表(1/15終了時点)
順位 |
チーム |
試合数 |
勝 |
負 |
P |
得S |
失S |
S率 |
P率 |
1 |
ペルージャ |
15 |
15 |
0 |
45 |
45 |
7 |
6.43 |
1.23 |
2 |
モデナ |
15 |
9 |
6 |
29 |
33 |
23 |
1.43 |
1.02 |
3 |
ルーべ |
15 |
9 |
6 |
26 |
31 |
24 |
1.29 |
1.01 |
4 |
トレンティーノ |
15 |
8 |
7 |
26 |
34 |
25 |
1.36 |
1.07 |
5 |
ピアチェンツァ |
15 |
8 |
7 |
25 |
32 |
27 |
1.19 |
1.04 |
6 |
ミラノ |
15 |
8 |
7 |
23 |
29 |
29 |
1.00 |
1.02 |
7 |
チステルナ |
15 |
7 |
8 |
23 |
31 |
30 |
1.03 |
0.99 |
8 |
モンツァ |
15 |
7 |
8 |
21 |
25 |
30 |
0.83 |
0.98 |
9 |
ヴェローナ |
15 |
7 |
8 |
19 |
26 |
31 |
0.84 |
1.00 |
10 |
ターラント |
15 |
4 |
11 |
13 |
20 |
36 |
0.56 |
0.96 |
11 |
パドヴァ |
15 |
5 |
10 |
11 |
19 |
38 |
0.50 |
0.89 |
12 |
シエナ |
15 |
3 |
12 |
9 |
14 |
39 |
0.36 |
0.83 |
※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率、P率=得点率
※ポイント、勝利数、セット率、得点率の順に高いチームが上位