2022-23V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)は前週、全10チーム中8チームがV・レギュラーラウンド後半戦に突入したが、リーグは引き続き大混戦。前週は、順位が近いチームの対戦となった堺ブレイザーズ(3位・14勝6敗)対ジェイテクトSTINGS(6位・11勝9敗)、パナソニックパンサーズ(5位・11勝9敗)対東レアローズ(4位・13勝7敗)の試合で、どちらも1勝1敗と星を分け合った。上位7チームの差が開かず、V・ファイナルステージ進出争いの行方はまだ見えてこない。
この中盤戦は各チームともケガや体調不良でコートを離れる選手が出ており、チームの層の厚さ、総合力がいっそう試される試合になりそうだ。
今週も上位進出を争うチームどうしの対戦が見どころだ。ジェイテクトのホーム、ウィングアリーナ刈谷(愛知県刈谷市)で行われるジェイテクト対東レ戦は、昨年12月に開催された天皇杯決勝の再戦でもある。その時はジェイテクトが、現在リーグでもランキング1位の強力なサーブで東レを圧倒して終始主導権を握り、セットカウント3-0で勝利した。だが東レも同じ轍は踏まないだろう。1月22日(日)の試合でパナソニックとのフルセットの激戦に競り勝った勢いを持って、リベンジに乗り込む。
俵田翁記念体育館(山口県宇部市)では、JTサンダーズ広島(7位・10勝10敗)対堺の試合が行われる。JT広島は前週、大分三好ヴァイセアドラー(9位・3勝15敗)に2連勝し、V・ファイナルステージ進出争いに踏みとどまった。今季新加入のアーロン・ラッセルや江川が昨季のチームの課題だった攻撃力を向上させている分、そこを軸に他の攻撃も機能すれば相手の脅威となる。堺は前週21日(土)にジェイテクトに敗れ2位から3位に後退したが、翌日3-0で勝利し、ジェイテクトの連勝を7で止めた。今週は2連勝で再び順位を上げたいところだ。
今週末は、有明コロシアム(東京都江東区)で久しぶりにV1男子の試合が開催される。東京グレートベアーズ(8位・4勝14敗)が初めてホームゲームの会場として使用。試合前やセット間にさまざまなイベントが予定されており、巨大なコロシアムがどのような空間に変化するのか楽しみだ。対するサントリーサンバーズ(2位・15勝5敗)は前週、オポジットのドミトリー・ムセルスキーを欠きながらも、若いアライン・デ アルマスや彭世坤が得点源として存在感を発揮し、VC長野トライデンツ(10位・1勝19敗)に連勝して2位に浮上した。前半戦のこのカードはフルセットの激戦になっており、今回の2連戦も白熱した試合が期待できそうだ。
V1男子試合結果一覧(1/22終了時点)
V1男子順位表(1/22終了時点)
順位 |
チーム |
試合数 |
勝 |
負 |
P |
勝率 |
得S |
失S |
S率 |
1 | WD名古屋 | 20 | 16 | 4 | 46 | 0.80 | 49 | 19 | 2.58 |
2 | サントリー | 20 | 15 | 5 | 40 | 0.75 | 47 | 30 | 1.57 |
3 | 堺 | 20 | 14 | 6 | 43 | 0.70 | 45 | 25 | 1.80 |
4 | 東レ | 20 | 13 | 7 | 36 | 0.65 | 46 | 33 | 1.39 |
5 | パナソニック | 20 | 11 | 9 | 37 | 0.55 | 48 | 36 | 1.33 |
6 | ジェイテクト | 20 | 11 | 9 | 36 | 0.55 | 40 | 31 | 1.29 |
7 | JT広島 | 20 | 10 | 10 | 32 | 0.50 | 39 | 33 | 1.18 |
8 | 東京GB | 18 | 4 | 14 | 11 | 0.22 | 19 | 47 | 0.40 |
9 | 大分三好 | 18 | 3 | 15 | 9 | 0.17 | 14 | 49 | 0.29 |
10 | VC長野 | 20 | 1 | 19 | 4 | 0.05 | 14 | 58 | 0.24 |
※勝利数、ポイント、セット率、得点率の順に高いチームが上位
※P=ポイント、得S=得セット、失S=失セット、S率=セット率
V1男子順位推移表(1/22終了時点)