【Photo:Andreas Gora】

　井手智の所属するドイツのベルリンは、CEVチャンピオンズリーグ第4ラウンド第6戦でポーランドのザビエルチェとホームで現地1月25日（水）に対戦し、3-0（25-22, 25-17, 25-19）で勝利。準々決勝進出を懸けたプレーオフへと勝ち進んだ。

　ザビエルチェはポーランド・プラスリーガで3位（1月30日時点）の強豪チーム。対するベルリンはブンデスリーガで首位（1月30日時点）をひた走っている。両者は第4ラウンド第3戦でも対戦し、そのときは3-1でベルリンが勝利していた。

　第1セットは序盤から互角の戦い。ベルリンは17-16でルーベン・ショット（ドイツ）のサーブとバックアタックの連続得点し、そのまま逃げきって先取すると、第2セットも序盤からリードし、連取に成功する。第3セットも相手を寄せつけず、最後は、OPマレク・ソトラ（チェコ）のサービスエースで勝利し、プレーオフ進出を決めた。

　全セットスタメン出場した井手は、サーブレシーブ返球率73%（内Aパス20%）を記録し、ディフェンスで貢献した。

　見事に予選リーグ突破を決めた井手は「ベスト8に入るチャンスは十分にあると思います。今日の試合は個々が本来持っている力をすべてコートで出せた、という部分においては非常にプラスに考えています。（プレーオフで対戦する）ジラートバンク・アンカラ（トルコ）は非常に力のあるチームだと思いますが、試合、またはセットによって内容の差が大きいというイメージもあり、つけいる隙があると思います。自分たちのレベルを高い水準でキープできれば、より有利に試合を進められると思います」と話した。

　次戦、プレーオフでベルリンはトルコのジラートバンク・アンカラと対戦。ホーム＆アウェーで全2試合を行い、相手をポイントで上回れば準々決勝進出が決まり、ペルージャ（イタリア）と対戦する。ポイントが同数だった場合は、2戦目終了後に15点マッチのゴールデンセットで勝敗を決める。プレーオフの初戦はアウェーで現地2月8日（水）に行われる予定。

※ポジション表記／OH＝アウトサイドヒッター、OP＝オポジット、MB＝ミドルブロッカー、S＝セッター、L＝リベロ

井手智　ドイツ・ブンデスリーガ【ベルリン】　チーム成績・個人成績

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