石川祐希のミラノ 首位ペルージャに敗れ連敗
- 海外
- 2023.01.30
【Photo:Lega Pallavolo Serie A】
石川祐希の所属するミラノは、イタリア・セリエAレギュラーシーズン後半第6節でペルージャと現地1月28日(土)にホームで対戦し、0-3(19-25, 23-25, 21-25)で敗れた。
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今季のペルージャは17戦を終えてリーグ戦負けなし。すべての試合を3-0か3-1で勝利しており、2セットを奪うことすら難しい相手である。第1セット、ミラノはOH石川のブロックポイントで先制し、競り合ったまま中盤へ。13-14でペルージャのOHウィルフレド・レオン(ポーランド)が好レシーブでつなぎ、OHオレイ・プロトニスキ(ウクライナ)が決めて、初めて2点のリードを奪われると、そこからミラノは徐々に離されてしまう。Sシモーネ・ジャネッリにバックアタックを決められるなど、ミラノはペルージャの勢いを止めることができずセットを落とした。
第2セット序盤、2-1からリベロがコート外に弾いたボールを石川が飛び込んでつなぐが、惜しくもポイントにはつながらず。ミラノはOPジャン・パトリ(フランス)のブロックなどでリードを奪うが、攻守に渡り高さを発揮するペルージャに逆転される。しかし、石川のスパイクやMBアグスティン・ロセル(アルゼンチン)のクイックなどで追いかけると、19-22でレオンのフェイントを石川が好レシーブでつなぎ、OPクリスタン・ローレンス(プエルトリコ)のブロックで2点差に迫る。さらに21-23からロセルのブロックで1点差にしたものの、最後は逃げ切られてこのセットも奪われた。
第3セットは中盤にペルージャのプロトニスキのスパイクでリードを奪われると、ミラノは粘ることができず一気に離され、ストレートで敗れた。
石川は全セットスタメンで出場。5得点(ブロック2得点含む)、アタック決定率は20%、サーブレシーブ返球率は53%(内Aパス24%)を記録。ミラノは前節ヴェローナ戦に続く連敗となり、現在8位(12チーム中)。4位ルーベから9位チステルナまでが4ポイント差にひしめき合っており、8位以上が進出するプレーオフで、上位陣との対戦を避けるために一つでも順位を上げておきたいところ。
石川祐希コメント
「サーブレシーブに関しては、(相手の)サービスエースも多くなかったですし、うまく耐えられていたと思いますが、そのあとの攻撃面で苦しい場面が多く、僕も含めて決定率がとても低かったので、高めていく必要があると感じています。次回はパドヴァ戦で(髙橋藍との)日本人対決になりますが、まずは僕たちがプレーオフに進み、いい位置でレギュラーシーズンを終わるためにも、必ず勝つことが必要だと思うので、この一週間で勝つためのよい準備をして、また新たな気持ちで臨みたいです」
次戦、ミラノは現地時間2月5日(日)17:00【日本時間6日1:00】から、レギュラーシーズン後半第7節を髙橋藍の所属するパドヴァとホームで戦う。
※ポジション表記/OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ
石川祐希 イタリア・セリエA【ミラノ】 チーム成績・個人成績
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